第195回
H株ランク3:倍倍の増益で一段落、馬鞍山鋼鉄

H株のA評価とB評価、合計19銘柄に対して、
株価でスクリーニングをかけ、
低い順でトップ5は以下の通りになります。

1.浙江ガラス(セッコウガラス、0739) 1.54香港ドル
2.馬鞍山鋼鉄(マーアンシャンアイロン、0323) 2.53香港ドル
3.北京燕化石油(シノペックペキンユンハ、0325)2.53香港ドル
4.上海石油化工(シノペックシャンハイ、0338) 2.60香港ドル
5.福建紫金礦業(ツージンマイニング、2899) 2.65香港ドル

ここにも前回紹介した馬鞍山鋼鉄がランクインしています。
また、残り二つの鉄鋼銘柄も
やはりトップ10までには入っています。

馬鞍山鋼鉄は、7−9月では減益になりましたが、
実は、1−9月では70%の増益になっています。
それでも、ここ2年、急成長を遂げてきたこともあって、
短い期間とはいえ、減益になったことは、
先行きに対して不安を増長させたようで、
決算発表の翌日となる10月21日の取引では、
株価を5.83%も下げました。
馬鞍山鋼鉄は、2001年には50%、2002年には100%、
2003年には700%近くの増益を達成してきました。
今後もこのペースで成長するとは考えられません。
成長鈍化は避けられないのは分かっていながらも、
四半期決算の利益状況で
敏感に株価が反応するようになっていることは
注意したいところです。

さて、鉄鋼と並んで、
高配当利回り、低PERに引き続き、
今回の低株価では第1位となっているのが浙江ガラスです。
民間の有力企業ですが、P株ということもあって、
株価が安定しないことは以前も紹介したとおりです。
ただし、業績自体は堅調で、製品需要も伸びる分野ですので、
急騰暴落の株価パフォーマンスを
長期間にわたって我慢できるのであれば、
お買い得ということができ、面白い銘柄かもしれません。
(今回使用した指標の株価は
 2004年6月末時点のものを採用しております)

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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2004年11月24日(水)

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