第139回
ハンセン指数提供のＨＩＳ社のインデックスシリーズ

8月13日にハンセン指数と
Ｈ株指数の構成銘柄の入れ替えが
発表されましたが、
実は、それ以前からもすでに噂としては、
市場に流れていました。

特に、駿威汽車（デンウェイモーター、0203）の
ハンセン指数入りに関する予測は
根強いものがありました。

そのため、その8月13日前後に、
インデックスの銘柄組み換えに関しては
株価に織り込まれたと考えられます。
今後は、正式に実施される9月6日から
数日後のパフォーマンスに注目したいところです。

ところで、ハンセン指数やＨ株指数は
HSI Services Ltd（ＨＩＳサービス社）が
提供しています。

ＨＩＳサービス社は
実に様々なインデックスを提供しています。
代表的なところで、ハンセン指数のほか、
ハンセン総合指数シリーズがあります。
ハンセン総合指数シリーズの
ラインナップは以下の通りです。

・ハンセン総合指数
　香港メインボードの時価総額95％を
　網羅することを目標に、
　構成銘柄は200銘柄が基本。
　基本的に、上場後1年以上、
　20日連続の取引停止がないこと、
　1年間の時価総額平均が
　香港メインボード上場銘柄トップ200社に
　入っていることなど。

・ハンセン香港総合指数
　大部分の売り上げが中国本土以外から
　もたらされているものであり、
　ハンセン総合指数の構成銘柄であること。

・ハンセン香港大型指数
　ハンセン香港総合指数のうち、
　時価総額で上位15社。

・ハンセン香港中型指数
　ハンセン香港総合指数のうち、
　時価総額で上位16社から50社まで。

・ハンセン香港小型指数
　ハンセン香港総合指数のうち、
　時価総額で50位以下のもの。

・ハンセン中国本土総合指数
　売り上げの少なくとも50％が
　中国本土からもたらされるもので、
　ハンセン総合指数の構成銘柄であること。

・ハンセン中国企業指数（Ｈ株指数）
　ハンセン総合指数の構成銘柄であり、
　Ｈ株であること。

・ハンセン香港中国資本企業指数（レッドチップ指数）
　ハンセン総合指数の構成銘柄であり、
　Ｈ株ではないこと。
　少なくとも出資比率30％の株主が
　中国の国営、あるいは地方の行政単位に属する
　機関が保有していること、あるいは、
　それらの上場及び民間企業であること。