第100回
上海新亜集団は錦江国際集団に再編、吉野家は健在

華潤集団=華潤創業(0291)の
食品事業を担当する100%子会社、
五豊行有限公司が上海進出にあたって
パートナーとした上海新亜集団も曲者です。

上海市の国有企業改革、
業界再編に合わせて、現在、
上海新亜集団は基本的には、
やはり大手グループで、
ホテルの経営などで有名な
錦江集団と合併して、
錦江国際集団として生まれ変わっています。

錦江国際集団は現在までに3社の
B株発行企業を抱えています。
いずれも観光やホテル、外食関連の
有力な企業です。

上海錦江国際実業投資(900914)
上海錦江国際旅游(900929)
上海錦江国際酒店発展(900934)

がそれにあたります。

このうち上海錦江国際旅游と
上海錦江国際実業投資の両者が
出資する会社が経営するのが、
中国でも注目されている
エコノミーホテルチェーンの
「錦江之星」です。
この2社は再編前の錦江集団系に属します。

また、上海錦江国際酒店発展は
旧・上海新亜集団の直属の会社になります。
ここは、牛丼の吉野家(※)が
上海に進出するにあたって、
提携したところでも有名です。
上海錦江国際酒店発展は
ファーストフードのケンタッキーを有し、
上海ファーストフード業界の
リーディングカンパニーでもあります。

上海吉野家も好調で、
2003年末まで9店舗を展開しており、
04年の目標は17店舗にまで拡大することを掲げています。

※「吉」は当て字、以下同

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