第48回
北京五輪は中国株で日中友好を
今回、北京に行った折り、
国家統計局の邱暁華・副局長と
会見させていただくと同時に、
第29回オリンピック組織委員会の
蒋效愚・副主席とも
会見させていただくことができました。
非常に温厚な方なのですが、
内面には北京五輪にかける熱い情熱を感じました。
「20回以上の歴史のある五輪でも、
アジアで開催されるのは北京でまだ3回目。
日本や韓国の経験を生かして、
東西交流の架け橋になりたい」
と蒋・副主席。
「開催地誘致では大阪と競い合ったが、
北京に誘致できて以後、
大阪の皆さんを含めて、
日本の企業や日本の人々に
大々的な協力を得ることができ、
大変感謝している」
とも話していました。
日韓W杯は
日本と韓国の友好増進につながりましたが、
北京五輪では、日中の経済や人的な交流及び
トータルとしての相互理解につながれば
これほどうれしいことはありません。
蒋・副主席の言葉は、
中国側にその用意が十分にある、
積極的に門戸を開放していることを
示しているといえるでしょう。
私は中国株に投資するということは、
現在の日本人にとって、
中国を理解するのに
最も有効的な手段の一つと考えています。
逆に、せっかく中国株に投資するのであれば、
もちろんお金儲けも大事ですが、
中国に対する理解にも努めていただければ、
これほどうれしいことはありません。
日中間にはいろいろな意味で
わだかまりがあります。
しかし、蒋・副主席は
北京五輪という世紀の祭典をきっかけとして、
日中友好の増進を提案してくださっています。
日本の個々人でも、
それほど多くないお金で
北京五輪及び中国と関係が持てるのが中国株です。
今後の中国株を考える上で、
2008年北京五輪は当然のことながら
欠かすことのできないテーマの一つです。
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