第9回
広東省の鉄道銘柄「広深鉄路」にも注目したい!

2004年2月5日時点で、H株銘柄の配当利回りで、
深セン高速道路(0548)に次いで高くなったのが
広深鉄路(0525)や
中国石油天然気(ペトロチャイナ、0857)です。

広深鉄路は広東省の大動脈ともいうべき
広州−深セン間の鉄道を運営している会社です。
新型肺炎SARSが猛威を振るった頃、
人々の移動が控えられて、一次客足が遠のき、
業績に響いたこともありますが、
基本的には交通の要衝を押さえている企業で、有望です。

上海などと比べていまいち知名度の低い広東省ですが、
経済規模としては上海や北京を上回ります。
また、広州や深センといった都市は
高所得地域でも有名で、
各都市単体で、市民の平均年収は上海や北京を上回ります。

広深鉄路は
香港と広州をつなぐ路線の運営にも参画しております。
WTO(世界貿易機関)に加盟した中国では
市場開放を進めていますが、
そのテストケースとして、
香港との間のゼロ関税などを一足早く実現する政策なども進め、
特に香港と地理的に近い広東省の緊密化が進んでいます。

もう一つの高配当銘柄、
中国石油天然気は言うに及ばず、
H株を代表する銘柄です。
日本の中国株取引の定番ともいえます。
初心者の方は特に、
この銘柄の動向を見守ってもらいたいと思います。

中国には石油関連企業グループとして、
大きく三つに分けられますが、
その最大のものが中国石油天然気集団です。
中国石油天然気はその傘下の、
上場フラグシップです。

主に石油や天然ガスの探査や採掘、
輸送などを手がけます。
この方面においては、
当然、中国において圧倒的なシェアを握っていますが、
世界進出も加速させています。

当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。

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