第6回
B株は可能性大も不透明、今はH株に注目
中国株にはH株のほか、
中国本土に上場しているB株や
香港に上場しているレッドチップなど、
ほかにもたくさんありますが、
少なくとも今後1−2年は
やはりH株に注目したいと考えています。
これは本土に上場しているB株に将来性がない、
という意味ではありません。
むしろ、長期投資で望むならB株にすべきだ
とも考えております。
ただし、中国本土の株式市場は
まだまだ政策相場ですので、政策次第です。
そして、現在まで、その政策がまだまだ不透明なのです。
ただ、今後も不透明が続くはずはないとみています。
今後、中国本土の株式市場に関する
政策の不透明さについては
触れることもあると思いますが、
なかなか奥が深い問題です。
でも、これはB株や
中国本土の株式市場の将来性まで
否定するものではありません。
むしろポテンシャルだけを考えれば、
H株やレッドチップなどの香港上場銘柄よりも
B株やA株などの中国本土上場銘柄の方に感じています。
だから、5年とか10年とかというスパンで
中国株に臨みたい方は
むしろB株の研究をお薦めします。
B株についても、
折に触れて紹介していきたいと考えておりますが、
当面注目したいH株について、
代表的な銘柄としては、
以下のものが挙げられます。
・中国石油天然気(ペトロチャイナ、0857)
・江蘇高速道路(0177)
・中国電信(チャイナテレコム、0728)
・北京大唐発電(0991)
・浙江高速道路(0576)
また、2003年のIPO(新規株式公開)銘柄である
中国人寿保険(2628)や中国人民財産保険(2328)なども
H株として香港市場に上場したものです。
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