| 第7回麻雀
 農民画も一つの民間芸術として認められるようになると、
 農民画を育成するクラスや組織が
 政府によって結成されるようになりました。
 そして、文化館(大衆の文化活動を進めるための機構)は
 美術育成チームを金山に派遣し、
 地元農村の美術愛好家により
 農民画の具体的な指導を始めるようになりました。
 その後何回か文化館により
 美術学習クラスが開かれ
 農民画家のデッサンなどのの技術も
 向上していきました。
 しかし、ある日、もともとはガラス細工に画を画き込む
 すご腕の職人が、
 美術学習クラスで農民画の教育を受けていた時、
 先生が彼にテーマを与え、
 昔から伝わる手法で農民画を画かせたところ、
 普段はガラス細工に
 すばらしい画を画き込むことができるのに、
 農民画になると何日かかっても
 下書きすら画けないという事が起こりました。
 そこで、昔からの手法にこだわらず、彼の好きなように画いてもらったところ、
 あっという間に誰もが驚く
 デザイン的にも色使いも
 それはすばらしい作品を作り上げました。
 次回に続きます。
 
           
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            | 張美紅 「麻雀」 |  今日紹介する画は金山農民画家、張美紅さんの「麻雀」です。
 中国では天気のいい日はあちこちで青空麻雀や
 青空トランプをしています。
 仕事もほったらかしで・・・
 この画ではお母さんが赤ちゃんを背負い籠の中に
 ほったらかしにしています。
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