医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第712回
ある自閉症の本を読んで・・

自閉症の人の成長の記録を書いた本を読みました。
その中に赤ちゃんの時から成長して
大人になって仕事をしている写真がありましたので、
その時々の脳をマッピングしてみました。
脳をマッピングしていて、
自閉症の治療とは手探りの状態なのだと思いました。
それは脳のどこが働いていないのか
ということを知らずに治療しているためなのです。
親のせいでもなく、子供のせいでもないのです。
脳に対する知識が不足しているからなのです。
お母さんが必死に努力して少しでも
良くしようとしているそのことが
文章のはしばしから伝わってくるのです。
しかし、その方法も大切なのですが、
脳にもっと注目してほしいのです。

図1

図1は大脳皮質の外側面と内側面です。
青く塗っている所は生まれる前後で脳梗塞を起こしている所、
ピンク色の所は生まれてから飲ませたり
食べさせたりした物で脳神経細胞がダメージを受ける所です。
図1の右側の上段の図の青く三筋の帯状の所が
脳梗塞と食のダメージを起こす所です。
この部分が言葉を表現する所です。
ここが二重にダメージを受けているのです。
同じ図の右下の所に青く塗った所、
ここは記憶の部位です。
図1の左側では帯状回の働きが極端に低下しているので、
こだわりが強いのです。儀式的なことをします。

図2

図2は脳底部と小脳です。
味覚の中枢もダメージを受けているので
食べ物はあまりえり好みしないと思います。

図3

図3は視床と扁桃体などを示しています。
これらはピンク色ですから、
生まれてから食べたものでダメージを受けている所です。
扁桃体の働きの低下は人見知りするとか、
怖がりとか。被殻は集中力の低下。
島は聴覚の中枢の機能低下。
黒質はやる気の低下。側坐核はイライラ。
赤核の機能低下は鉄の蓄積です。
視床背内側核は心配性、不安感。
視床中心正中核は睡眠の異常などです。

この人は乳製品のなかで、
鉄を添加した粉ミルクがいけないのです。
それと鉄をたくさん含んでいる食べ物がいけないのです。
海苔、干しヒジキ、ゴマ、きな粉、
ぱせり、きくらげ、切り干し大根、
その他。この鉄を多く含まない、
普通のレベルのものは脳にダメージを与えないのです。
ですから、離乳食の時、食品成分表を見て、
鉄が多いものを食べさせないようにすればいいのです。
白抜きの所はとても良く働いている所です。
これは大人になってもあまり変わらず良く働いているのです。
成長とともに脳神経細胞も発達します。
その成長のスピードが非常に遅くなり、
神経細胞の数が少ないのです。
できるだけ早期に治療して、
脳の発達がスムーズにいくようにすることと
脳梗塞も治療することです。
これができるのです。
大人になったからと言って、
遅いということはないのですが・・・。
心痛みます。


←前回記事へ

2008年8月20日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ