第710回
母乳を飲んでいる時は言葉がでていたのに・・
何でも知りたがりやの胃子さんが長桑先生に言いました。
胃子
「どうして自閉症になるの?
最初から言葉がでない人もいれば、
母乳を飲んでいた時は言葉をしゃべれたのに、
それが次第にしゃべれなくなってくるというのは、
どういうわけですか?」
長桑先生
「最初から言葉がしゃべれない人、
思うようにしゃべれない人は、
左脳の文章を表現する所、言語中枢にダメージがあるのです。
それが出産の前、後で脳の低酸素症、
脳挫傷、出血、脳梗塞など、
この部位に大きくダメージを受けた人が言葉がでないのです。
ダメージが小さいと無口とか言葉が出るのが遅いとかなります。
また、最初から母乳がでないで、粉ミルクだけを飲んでいると、
この部位に粉ミルクが非常に合わない人がなるようです。
この部位の神経細胞の発達に悪影響を与えてしまうのです。
もちろん、粉ミルクが合う人はそのようなことはありません。
むしろ合う人の方が多いのですけれども・・。
母乳を飲んでいる時は良かったのですが、
途中から言葉が出なくなってきたというのは、
粉ミルクだけが原因ではないのです。
粉ミルクというのは、鉄を付加しています。
この鉄が多いというのが
脳神経細胞の発達に問題を起こすようです。
粉ミルクの中で鉄が多くないものは
あまり問題を起こさない可能性があります。
ですから、食品の中で、
鉄が大量に含まれているものを食べるというのは、
鉄が余分になった時にそれをうまく排泄できる人は
問題を起こさないのです。
しかし、うまく余分な鉄を排泄できない人は問題を起こすのです。
それが脳であれば、様々な症状を起こします。
あとで言葉がでなくなったというのは、
鉄を多く(通常より多く含まれる食べ物)含むものが
原因のようです。
普通に含まれているものは問題がないのです。
豆腐ときな粉を比較すると豆腐は普通に鉄が含まれていますが、
きな粉は多く含まれています。
これが問題を起こすのです。
海藻でも、海苔、ヒジキは多く、
わかめ、昆布、もずくは普通です。
ある年齢に達すると普通に食べてもいいのですが、
数ある人の中には、
大人になっても食べない方がいい人もいます。
常に頭がぼーっとしている人の中には、
鉄を多く含むものを食べるとそのようになる人もいます。
食品成分表をよく見て、その対策をたてるといいですよ。
自閉症の人もダメージを受けた大脳皮質などを治療し、
そこの神経細胞を増やす治療をし、
あとは鉄を多く含む食品を避けるようにすることです。
鉄が普通に含まれるものは食べてもいいのです。」
胃子「えー!、そうなのですか。」
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