医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第707回
温泉、プール

鼻の下が胃に対応する人は、なんでも知りたがり屋です。
その知りたがりやの胃子さんが質問してきました。

胃子「温泉やプールがなぜいけないのですか?」

木(ボク)先生
「腰痛持ちや膝関節痛とか、あちこち痛みを抱えている人は、
プールで歩いたり、温泉に入って良くなる場合もあります。
温泉そのものは、効果があります。
しかし、誰でも彼でも入ることで、
その中に細菌やウイルス、カビなどが潜んでいるのです。
プールの水管理や温泉なども
法律上はしっかり管理されていることになっています。
ま、ある程度の基準と言った方がいいのでしょうか。
厳密にはそう管理しきれるものではないのです。

その潜んでいる細菌やウイルスなどに弱い人達は、
それが尿道や子宮などを介して身体に入り込むのです。
または、プールだと水を飲んだりします。
そこから腰や膝、その他の関節などに
時間の経過とともに侵入するのです。
そのようなことを繰り返していると、
治療しても、治療しても、その時はいいのですが、
また再発してしまうということになります。
俺の腰痛や膝の痛み、年だからとか、
慢性だからとか言って諦めている人もいると思います。
プールや温泉にいく習慣を改めないと
決してよくならないのです。

だいぶ前の話しになりますが、
ある70代の人が腰痛とか膝の痛みが良くならないというので、
来ました。
その人は膀胱炎も繰り返すのです。
治療をして2〜3日はいいのですが、また再発するのです。
そういうことの繰り返しで、
しかも膝や腰には様々な細菌やウイルス、
カビの反応があるのです。
どうしてこういう細菌がなんどもなんども入り込むのだろう
と疑問に思いました。

夜な夜な遊び歩いているようには思いません。
彼氏や彼女が何人もいるような人でもないのです。
そこで、なにか毎日毎日していることないですか?
と聞きました。
その方は、変なことを聞く医者だと思ったようです。
毎日していることと言えば、ご飯を食べて家事をして・・・。
それぐらいですけど・・。
その他に何かしていませんか。
その他というと、毎日温泉に行きますけど?
それが病気と何か関係があるのですか?
といいます。
それだ!と思いました。
頼むから温泉に三日でいいから行かないでとお願いしました。
風呂は自分の家の風呂にはいること。

三日後に来て、腰も膝も非常によくなりました、と。
見ると、今まであった細菌やウイルス、
カビなどがいなくなっているのです。
ちなみに、温泉水にはそれらの細菌ウイルスなどが
いっぱい反応しました。
ということがあるのです。
胃子さん。」

胃子「ふ〜ん、そういうこともあるのですか。」


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2008年8月8日(金)

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