医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第705回
記憶力がよくなりました

ある日のことです。
わざわざ私の地元からおいでくださった人がいました。
顔色もよくなり、体力もついたといいます。
そして何より今まで仕事を止めてから記憶力が悪くなり、
すぐ忘れてこれは大変だと思っていたそうです。

見ている私も、これは大変だな、
帰りに倒れたらどうしようという思いでした。
というのは、心臓に血栓の反応があり、
脳にも脳梗塞の反応がある。
心臓の動脈硬化の反応もあるのです。
しかも、息切れがして、
ちょっと心臓のあたりが苦しくなるというではありませんか。
このあと、自分の楽しみにしていた所に
寄って帰ると言いました。
でも、心配したようにはならず、無事帰り、
その後漢方薬を服用しました。

その次においでの時は、
前回とは比べ物にならないくらいよくなっていて、
忘れることも大分よくなっていました。
心臓にも血栓の反応がなくなり、
動脈硬化の反応もなくなっていました。
脳にあった脳梗塞の反応がなくなり、
自覚症状もしだいになくなってきていました。

記憶力というのは、
左脳の後頭葉の部位の働きに関係しています。
それと長期記憶は左脳の後頭葉底部にあるようです。
短期記憶は海馬に問題のない時でもおこり、
この左脳の後頭葉に問題がある、
つまりここの部位の神経細胞が少なくなるか、
食べ物でダメージを受けるかすること起こるのが一般的です。
アルツハイマーの薬はいいものがないのですが、
忘れっぽいというのが進んで、
アルツハイマーになる人もいるのです。

見ていると、前にも書きましたが、
日本人の場合はご飯や大豆製品が
この記憶の部位の神経細胞にダメージを与え続ける人が
なっていくようです。
食べ物だとは誰も考えないので、良い薬がないのです。
普通に食べているものが、
選択的に記憶の部位に影響を与え続けているのです。
ですから、治療としては、
この部位に影響を与えるようなものを食べないことです。
それから今までのダメージを治療すること。
この部位の神経細胞をふやすこと。
更にこの部位の血糖値をあげるようにすること。

また、最後にはこの部位に影響を与えるものを食べても
影響を与えないような漢方薬を服用することです。
ということをした結果、記憶力が回復して、
以前のように近づいてきたのです。
記憶力が回復するなんて、
年齢だからという人が多いのでしょうが、そうではないのです。
これは年齢に関係なく応用できます。


←前回記事へ

2008年8月4日(月)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ