医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第702回
ターボチャージャ付き脳

車の排気量が小さいのに、
大馬力を出せるようになっている装置です。
2000ccのエンジンなのに4000ccに相当するエンジンと同じか、
それ以上の加速性能を発揮することができるのです。
ですから性能を見ると、4000ccと変わらなく、
しかも加速性能の良さがあります。
しかし、エンジンの寿命とかターボチャージャの性能とか
寿命がありますので、
もともと大排気量の車に比べて
長持ちはしないようになっていると思います。

どうしてこういう話しを書くかというと、
ターボチャージャと同じような
ミトコンドリア(細胞のエネルギーを作る所)をもった
脳の持ち主がいるのです。
加速性能はいいわけですから、
制限時間内に問題を解くのに
特にすぐれた能力を発揮するのです。
ですから、小学校、中学、高校、大学と
ミトコンドリアの性能によっては
抜群に成績がいい人がいるのです。
そして難関大学に苦もなく合格するのです。
ですから、誰が見ても頭がいいということになるのです。
大学をでて
一流企業や官庁の中でも成績のいい人が入れる所に入ります。
研究者としても将来を嘱望される場合もあります。

しかし、ある所からターボチャージャの性能が低下してくると、
しだいしだいに脳の性能が低下してきます。
官僚だとごまかせる部分があります。
独創的なことをしなくてもいいからです。
しかし、研究者ということになると、
アイデアがでなくなってきます。
人の足をひっぱるのが専門になることもあります。
本当の実力というか、
ターボチャージャなしの状態よりも更にひどい状態になるのです。

政治家でも軍人でもそういう人はたくさんいます。
官僚にもそういう人がたくさんいるのです。
それは脳にあるインフルエンザウイルスの潜伏感染があると、
その脳神経細胞のミトコンドリアが
異常にエネルギーを作るのです。
そのために脳の働きが良くなるのです。
でも、どこかおかしい。
良く見るとその行動と思考能力に問題が発生してくるのです。
ヒトラーとか、その他の独裁者のような人の脳は
そのような状態なのです。
軍人の中にもそのような人がかなりいるのです。
研究者の中にはそういう人はたくさんいて、
そういう人は決してノーベル賞はもらえないのです。
ターボチャージャなしでないとノーベル賞はもらえないのです。

統合失調症の人は、
そういうターボチャージャがある部分についていて、
その他は性能が低下している状態があるのです。
ターボチャージャが付いている脳細胞の部分が幻聴を起こさせ、
幻視をおこさせ、行動の異常をおこさせるのです。
ですから、治療してある時期は
脳の働きが悪くなったように思うこともあるのです。


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2008年7月28日(月)

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