医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第700回
世界にはばたく

地中海のとある街で生活している人がいました。
石造りの町並み、そこでの生活では
毎日パスタ、魚介類を食べていました。
そこで学校に通い、次第に成長し、
学校の成績も特別よかったので、
大学をでて研究者としての道をすすみました。
論文が認められてアメリカの大学に留学しました。
そこで研究をするようになり、
最初の頃は研究の業績もあがってきて、閃くことも多く
上司にも認められて、地位も次第にあがってきたのです。

順調に見えた人生も、ある時から陰りがではじめました。
なにをしても、
どうしてもある壁を越えられないようになっていたのです。
今までのようにひらめきが少なくなり、
いいアイデアがでなくなったのです。
食生活もアメリカ的なスタイルになり、
生まれた土地にいた時とは
かなり変わったものを食べていたのです。
とくべつそれがマズイということもなく、
おいしいということもありませんでしたが、
仕事のためと生きていくために、食べ続けていました。

かつて脳の働きが良かったので、
自分の今の脳の働きの悪さというのを
誰よりも自分がよくわかっていました。
どうしてだろう、この脳の状態は。
あちこちと病院に行って相談しても、いい方法がないのです。
その頃にはまとまった休みが取れるような地位にいました。
そこで一度生まれた土地に帰ってみようと思い立ったのです。
かつての閃きがあふれるほどあった時代をなつかしみながら。

帰ってみると、
あまり変化のない土地とまわりの状況がありました。
そこで、昔食べたものを数日食べて休暇を過ごしていました。
食べていて、
アメリカにいた時と違う自分を発見していたのです。
脳の働きが格段によくなったような気がしたのです。
今までできなかった仕事のことができるようになっていたのです。
研究のアイデアが次から次とわいてくるようになっていました。
電話回線から光回線になったようなスピードの違いなのです。
これはなんだろう、どうしてこういう状況になったのだろう、と。
食べ物がこれほど脳に影響があるのだろうか。
香辛料が使用されているのも違うのかな?
このいつも使用されているオレガノとバジル、
これが脳に作用しているのだろうか。

そうです、オレガノとバジルをハーブティーにして飲むと
脳の働きが良くなります。
もちろん全員にいいとは言い切れません。
しかし、仕事をしてみるとわかります。
小さじ2分の1ずつを入れて紅茶のようにして飲むといいのです。
効く人は抜群に脳の働きが違ってきます。

もう一度いいます。
食べ物飲み物は全員にいいものなんてないのですから、
合う人合わない人、効果に多少の差が生じます。
飲みたくない時は飲まない、食べたくない時は食べないことです。


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2008年7月23日(水)

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