医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第698回
百歳まで生きるのも才能です

脳の働きがいいというのには様々な見方があります。
学校の勉強ができるのも才能ですし、
仕事ができるのも才能です。
学校の勉強だけはできるが、その他のことはあまりできない、
つまり答えがあるものはできるが
答えのないものはあまりできないという人もいます。
答えのない問題は作る人の才能もあり、
それを評価する方法がうまくできないからです。

百歳の人の脳には百歳なりの
普通の人とは違うとても良くはたらくところがあるはずです。
というのは百歳の人は食べ物のハンディがほとんどないのです。
そういうところからなにか
食べ物のハンディをなくす秘密が脳にあるのではないかと
調べてみました。

大脳、小脳、橋、延髄脊髄の中で
特別よくはたらくところがあったのです。
それは小脳と大脳皮質の内側面と
その他に延髄と橋の部分にもあります。
ここがどういう働きをしているかを
百歳まで生存できなかった人で調べてみると、
ここの働きをよくする漢方薬が、
食べ物のハンディをなくす所なのです。
ここの働きがいいとあれダメ、これダメということが
ほとんどなくなるのです。
それに小脳のその部位には、
なにか食べ物の情報が遺伝子のレベルでしまわれていて、
食べ物が入ってくると、
それに対して身体の対応の仕方が書き込まれているようなのです。
大脳皮質の部位には、知恵というか、
百歳でもしっかりしている、
それに対応した部位のように思える所なのです。
そしてそれが元気の秘密になっているようなのです。

百歳の人が非常に働きが良くない脳の部位もあります。
どうもそこが寿命と関係した部位のようで、
ここに何が良くないか調べてみると空気のようなのです。
空気が薄いところにいくと
もっと長生きする可能性を秘めているようなのです。
脳の働き具合を調べていると、
幼児の時からこの部分の脳の働きは
百歳まで生きられない人にくらべて
非常によくはたらいているのです。
勉強がよくできる人が、
それに対応した脳の部位の働きが
できの悪いほかの人よりもよくはたらくように、
部位こそ違え長生きの、
つまり食べ物のハンディがないようにする脳の部位が
とてもよく働いています。
そういう脳の部位の働きを百歳まで生きられない人達が、
百歳に近づくために良くしておくことは、
長生きにつながると思うのです。

実際95歳の人が、漢方薬を飲まなくなったら、
次第に気力体力が衰えていき、もうそろそろだなという時、
以前に飲んでよく効いていた漢方薬を再度飲み始めたら、
再び元気になり出したのです。
それがどこに効いているかと脳を調べてみたら、
百歳の人がとてもよく働いている脳の部位と
百歳の人が働きが悪くなる部位に効いていたのです。


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2008年7月18日(金)

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