医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第687回
食べ物や飲み物でむせるのは、小脳の脳梗塞です

ある年齢になると食事をしたり、
水分を取る時むせることがあります。
飲んだり食べたりしたものが食道に行かずに、
気管に入り込むために咳き込むことになります。
食事の度にそうなるのは、
かなり小脳の脳梗塞が進んでいることを証明しています。
本当にたまにそうなるのも、
やはり小脳に脳梗塞があるためです。
これは大人ばかりでなく子供や赤ちゃんでも
唾液、水分などでむせたり、咳き込んだりする時には
小脳に脳梗塞があるのです。
むせるだけでその他の症状のない人は
微細な脳梗塞が小脳にあるのです。

図1

図1は小脳ですが、
これのピンク色に塗っている所が脳梗塞を起こしている所です。

図2

図2は大脳皮質です。
これのピンク色に塗っている所が脳梗塞を起こしている所です。

この脳のマッピングは9ヶ月の赤ちゃんです。
赤ちゃんにこのような脳梗塞の反応があるなんて
信じられないと思う人が多いと思います。
しかし、現実には生まれてすぐにも
脳梗塞の反応のある赤ちゃんが非常に多いのです。
100人いると99人に脳梗塞の軽重、
大脳の領域の多少の違いはありますがあるのです。
これを治療するとどうなるかと言いますと、
唾液や水分の摂取でむせて、
咳き込んでいるのが良くなるのです。
大人や老人でも同じような結果です。
治療する事で良くなっていくのです。

多くの子供たちを見ていると、
治しておくとその後の人生が全く違ったものになる。
多くの可能性を内蔵しているのに、
それを発揮しないで人生を終わるなんて
本当にもったいないと思うのです。
学校の成績がものすごく優秀だから
そういうものはないと考える人も多いと思いますが、
そういうことはありません。
学校の成績は主に後頭葉の働きに左右されますので、
それ以外に脳梗塞があっても成績に反映されないのです。
意地悪な人とか、残酷な人とか、思いやりがない人とか、
うまく表現できない人とか、味音痴とか、
絵を見るのは大好きだけど、描くのはからっきしダメ
というのも脳梗塞が赤ちゃんの時からあるのです。

話しがちょっとずれてしまいましたが、
それほど微細な脳梗塞というのは、ポピュラーなものなのです。
大人になってからむせる現象があると、
それをほおっておくと、微細でなく、
大きなひどい脳梗塞になるリスクが非常にたかいのですから、
治療が必要です。
ワーファリンなどではどうしようもない時が来るのです。


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2008年6月23日(月)

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