医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第679回
脳梗塞の反応も良くなるのです

知らないうちに、若くても脳梗塞になっているのですが、
それに気付かず精神的な問題だと片づけている時もあります。
色々な事がどうも以前と違いできなくなるばかりでなく、
精神的に問題が起きてくるのです。
それをうつ病とか統合失調症に近い症状とか、
あれこれと詮索して、
投薬してもらちがあかないことがあるのです。

死にたくなったり、電車にとびこみたい
というような衝動を抑えるのに苦労するとか、
または、車が自分に向かってぶつかってこないかな
とあらぬ事を考えたりする。
そういう人には言えないけれど、人知れず悩んでいる。
仕事もうまくいかない、
以前のように想像力も
発想する力もなくなっているような気がするとか、
ひらめきがなくなっているとか。

徐々に進行する脳梗塞は年齢に関係なく起こっていて、
CT,MRIとかではうまくでてこないものですから、
異常なしといわれたりします。
本人はさてこの症状はどこから来るのだろうと疑問に思っても、
誰も解決するようなヒントをあたえないので、
カウンセラーに行ったり、あれこれと相談したりする。
しかし、脳を治療しない事には埒が明かないのです。

図1(画像クリックで拡大)
図2

図3
図4

図5

図1から図5までは、半年前の状態です。
脳全体に脳梗塞の反応があるのです。
これはウイルスや細菌の反応である可能性もありますが、
それにしても脳が働かないということは一目瞭然です。
人はこのような時死にたくなるようです。
しかし、黒質だけが正常の時は、なんとか踏みとどまれます。
しかし、ここも侵されると非常に危険な状態になるのです。

図6(画像クリックで拡大)
図7

図8
図9

図10

あれこれと治療をした結果は
図6から図10のようになったのです。
このようになるまで少し時間がかかりましたが、
気持ちの大きな変化が訪れるのです。
異常な所がほとんどない状態というのが
この人の本来の姿なのです。
こうなるとあまり死にたくなるような気持ちは
わかなくなります。
明るくなり、元気はつらつな状態になるのです。
死にたくなったら脳を治療しないといけないのです。


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2008年6月4日(水)

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