医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第666回
塩とメイプルシロップと吉野葛

旅をしていると食べ物にあたる事もあります。
お腹をこわして、どうにもならない時、
これだけはあればいいなと思いました。
いい塩或いは梅干、メイプルシロップ、それに吉野葛です。
水は最悪の場合用心してミネラルウオーターを沸騰させて、
それを冷まして使用します。

適当な量の塩とメイプルシロップで500ccぐらいか、
あるいはその半分の水に、
自分が味わってみてちょうどいい塩辛さと甘さの味をつけて
水分を補給する。
それに小さじ1杯の吉野葛を少しずつ服用する。
そのようにするといいなと思いました。
水ばかり飲んでいると、電解質の不均衡が起こり、
体調が変になることがあります。
メイプルシロップにはカリウムが含まれているので、
塩のナトリウムなどとともに電解質も適当に補われるのです。
メイプルシロップの効かない細菌やウイルスに
吉野葛が効く事があり、これも一石二鳥です。
もちろんこれで治らない場合もありますので、
ダメなら現地の医療機関に行くことです。

夜空を見ると星の美しさ、
日本では見られない夜空の星を見られる場所もあります。
日中の空の青さと雲の形の違い、
空を飛ぶ鳥の違いなどもあります。
そういう美しい光景と地上の
なんとも表現のしようもないような光景を見た時、
コロンブスやマゼランなど歴史に名を残した
航海家というか或いは冒険家というか、
そういう未知の大陸や島や航路を見つけた人達の凄さを
実感せずにはいられません。
単にテレビや教科書などで見たり聞いたりしていた時間と違い、
実際この目で見るというのは、大変な違いだし、
その違いを求めて今でも旅行している人がいると思いました。

自分の体力と気力、それに知恵、
自分の持っている能力を最大限に発揮しないといけない場合が
常にあるという事を考えた時、
今までの冒険家に対する考え方が全く違ったものになりました。
そういう自分の能力を
最大限に発揮しないといけない場合があるということを
ある程度想定しても、
尚且つ自分の能力を超えたものにブチ当たるかも知れないと
冒険家は考えるのだろうか?とも考えました。
まず、何をおいても、行ってみたい、見て見たい、
それが先なのではないだろうか、と。
ある直感力とそのような抑え難い気持ちと
その二つが揃っていれば行ってしまうのではないだろうか、
とも考えました。
現代では、日本でも外国でも
いい塩とメイプルシロップと吉野葛は旅の友ですよ。


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2008年5月5日(月)

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