医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第661回
扁桃体

大脳の中の方にある大脳辺縁系の一部なのです。
ここの働きというのは、
嫌悪刺激で色々なことが起きると言われています。

ある人がある種の人に会うと
吐き気とか動悸がしてくるという事を聞いて、
ある種の人をイメージしてもらいました。
それを写真にとり、
脳の機能をOリングテストを使用して調べると、
大脳皮質、小脳、視床には機能低下がありませんでした。
しかし、尾状核、被殻、淡蒼球、扁桃体などを調べてみると、
扁桃体だけに血糖値の低下があるのです。
この状態になった時に
扁桃体の血糖値の低下を起こさない漢方薬を見つけ、
それを服用することで、
そのような状態になっても吐き気とか動悸などというものは
軽減される可能性があることがわかりました。
色々な仕事をしていて、
どうしても人と会わないとだめな状態になることがありますが、
どうも苦手な人がいるものです。
また、そういう事は全くない人もいます。
苦手な人が多いと仕事に支障が起きてきます。
それを治療できる可能性というのがあるのです。

平常心でいると何事もできるよ!と言いますが、
言うことは簡単ですが行う事は必ずしも簡単ではありません。
それじゃどうしたらいいの?
と思い悩むことが多いと思います。
そう簡単に悟りの境地に達するようなことはできないのです。
それが脳の機能低下というか、機能障害を治療するというか、
そういう場合にスイッチが入るようにすることはできるのです。
嫌な事や嫌なニオイをかぐと吐き気がするというのにも
応用できるのです。
そういう場合でも
扁桃体の血糖値が低下している可能性があるのですから、
それを上がるようにスイッチを入れる漢方薬を
服用するといいのです。

色々な人を見ていると、
もう脳の働きは非常に良くなっているのに、
どうして、良くなっているという自覚がないのかな
と思っていると、やはり、
その場面場面で脳の血糖値が下がる現象が起きているのです。
その時の状態を写真にとり、その時の脳機能を調べると、
なるほどという状態が脳では起きているのです。
色々な症状が起きて、
どうしてそういう事をするのだろうと思うでしょうが、
その時には脳がどうしてそういう事をするのだろう
という脳の状態になっているのです。
その状態の血糖値の低下とかアセチルコリンの低下とか
あるいは、機能の亢進状態などを見つけ、
それを治していくと、それが改善されていくのです。


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2008年4月23日(水)

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