医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第653回
全館部分停電

脳の働きというのは外からは伺い知れないので、
非常に誤解を受けている人もいます。
そして、CT.MRI.fMRI.SPECTなどを用いても、
その時の状態の脳はわかりますが、
ちょうど知りたいという時の脳の状態というのは、
今の方法では難しいようです。

たとえば、仕事が忙しくなると、パニックのような状態になり、
やっている仕事がすべて中途半端になってしまう人もいます。
そして結局後片づけをする人が
もう1人必要になってしまうということにもなります。
そのような脳の状態はどうなっているか?
という事は今の方法ではちょっと無理のようです。
手軽にできないというのが現状です。

ところがOリングテストを用いて調べる事ができるのです。
そのようなパニック状況から、脳のどこが働いているか、
または、働いていないかを決めて、
働いていない状態の脳を治すような漢方薬を服用すると、
パニック状態になってもというより、
パニック状態にならないようになるのです。
パニックの時に働かなくなる脳がなくなるからです。

図1

ピンク色は脳の血糖値が低くなっていて働きが低下している所、
白抜きは正常に働きしかも血糖値が高い所です。
図1は左大脳皮質外側面です。
前頭葉と後頭葉の記憶の部位と右手を動かしたり、
舌や右の上半身を動かす運動野の働きも低下していますので、
動きにぎこちなさがともないます。

図2

図2は右大脳皮質外側面です。
左と同じような部位の働きが低下しています。
右の後頭葉の部位は空間認識の部位ですから、
物を見ても立体的な認識ができなくなっていて、
平板にとらえているので、物をつかむときに
見当違いをして取り損なうこともあると思います。

図3
図4

図3、図4は左右大脳内側面です。
ここもピンク色の部分があり働きの低下している所です。

図5

図5は脳底部です。
ここの働きは正常です。
ここも働かなくなるとかなり脳機能低下があり、
いらいらしたりします。

図6

図6は小脳です。
ここにも働きの低下している部分があり、
運動能力の低下もあります。
その他に左海馬の働きも低下していて、
仕事の内容もうろ覚えの状態です。
その他に左右被殻の働きも悪くなっていて、
目に付いた物や事を手当たり次第行い、
すべて中途半端ということになります。
それから島というのは、聴覚中枢で、
ここの働きが悪くなっているので、
注意しても聞く耳をもたない状態となり、
注意が無駄になります。

まあ、言ってみると
脳の全館部分停電状態と言ってもいいでしょう。
この部分停電を治して、全館を明るくするといいのです。
この状態を治すと今までパニック状態になっていた仕事も
無事に行えるようになるのです。


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2008年4月4日(金)

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