医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第652回
職場で緊張の連続で失敗ばかりしている人は?

就職をしたけれど、初めの予想とは大違い、
なんとなく馴染めず、緊張ばかりしている。
書類やお茶などの茶わんをふとした弾みに落としてしまうとか。
仕事の内容もうろ覚えで、覚えようとすると益々覚えられない。
失敗ばかりしている。
これはダメだ、やめようと思う前に、
脳を治したらいかがですか。
そういう時の脳をマッピングするとこうなっているのです。

図1

図1は大脳の左大脳皮質外側面です。
ピンク色の部分が低血糖になっていて、
働きが極端に悪くなっているのです。
記憶力も悪くなり、左の運動野の働きも悪く
(ここは右手などを動かす)
そのため右手の力が抜けて力が入らない状態があるため、
右手に持っている物を落としたりするのです。
左前頭葉の働きも悪く集中力も低下しています。

図2

図2は右大脳皮質外側面です。
ここは空間認識の部位と前頭葉の働きが悪いので、
イメージが平板になり、しかも集中力を欠くことになります。

図3
図4

図3、図4は左右大脳皮質内側面です。
ピンク色は低血糖になっていて、
緑は高血糖になっていて、働きが過剰になっています。
前頭葉の内側面の働きが低下しているので、
名前と顔が一致しないような現象を起こします。
それと緑の部分は働きが過剰になっていますので、
発汗作用が亢進するとかの働きがあると思います。

図5

図5は脳底部です。ここは問題がないのです。

図6

図6は小脳です。
ここはピンク色の部分が血糖値が低下していて、
働きが低下していますので、
身体の動きがぎこちない状態があると思います
その他に低血糖になって働きが低下している脳の部分は、
左海馬、左右淡蒼球、左右視床前核、左右内側膝状体です。
機能が亢進しているのは、視床背外側核です。

平常心が大事ですよとか、そのうち馴れるとか、
色々力づける言葉などもかけてくれるのですが、
ことはそう簡単でないことは本人が一番良くわかっているのです。
そのうち引きこもりとかになってしまう人もいたりする。
こういう事が何度もあると、
俺やっぱりダメなんだと
あらぬ事を思うようになったりする人もいるかもしれません。
これって低血糖の所を直し、
高血糖の所を治せばいいのですから、
そう難しいことでないのです。
脳の機能障害みたいなものですから、
自分をダメ人間だと思うことはないのです。
治療法はあるのですよ。
ピーンとこないかな!


←前回記事へ

2008年4月2日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ