医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第647回
読字障害の人も治療できる

文章を読んでもさっぱり意味がわからない人がいます。
何度も何度も読んでも意味がつかめない、
そのため才能はあるのに、誤解されてしまう人です。
勉強も視覚的にしないと断然効率が悪いのです。
それでいて、漫画のようなものは良く理解できるのです。
あなたもそうではありませんか。
または身近にそういう人がいませんか。
本を読むのが苦手な人。
試験問題でも文章を読む問題はできが極端に悪いのです。

そういう人はどこの脳が働いていないのか、調べてみました。
普通に会話している時は全く問題なく、
脳の働きもいいのですが、
文章を読んでもらうと途端に
なんという事が書いてあるか理解できないし、
それを思い出せもしないのです。

図1
図2

図3
図4

図5
図6

ピンク色でマッピングしてあるのが
文章を読んだ時に働きが悪くなる所です。
脳の血糖値が低下しているのです。
大脳皮質の外側表面の左右の前頭葉と
後頭葉の左の部分は記憶の部位、
後頭葉の右の部分は空間認識をする部位です。
大脳皮質の内側面の前頭葉部分の働きも低下していて、
名前と顔が一致しないような現象も起こしているのです。
文章に何が書いてあるのか、どういうイメージをするか、
そういうことも脳に湧いてこないのです。
左の海馬の働きも悪くなっています。
それと視床前核の働きも悪いのです。
ここは視線などを感じる所のようで、
ここの働きが良くないと、あせりだしたり、あがったりすると、
ますますそれが増幅してきて、
頭が真っ白という現象を起こすのです。
小脳の部位も働きが低下する部分があります。

図7
図8

図9
図10

図11
図12

次の何も色を塗っていない大脳の図は、
会話をしているときのものです。
脳全体の血糖値がものすごく高く、
非常によく働いているのです。
それから、文章を読んでピンク色の状態の時に
ある漢方薬を服用してもらい、再度脳の血糖値を調べたら、
ピンク色の部分の働きが俄然良くなって、
会話をしている時と同じ状態になっていたのです。
本人は文字が良く見えるようになったし、
薬を服用した後は読んでいる文章が記憶に残っているし、
何が書かれてあるかもわかるというのです。


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2008年3月21日(金)

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