医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第645回
イヤホーンやヘッドホーンで鬱になる

いまや音楽を聞いたり、語学の勉強など
様々なことで利用されている携帯電話や
それに類するものがあります。
それを日常的にイヤホーンやヘッドホーンを使い、
使用していると
脳の帯状回や尾状核、被殻などの働きが低下して、
うつ病のようになっていくのです。
はっきりと鬱病と言われるようになることもあります。

使用する機種により、
悪影響を与える脳の部位が違う事もあります。
また使用する人により、
影響を受ける脳の部位が違うこともあるのです。
また、ほとんど悪影響を受けない人もいます。
ですから、使用したからといって
全員うつとか統合失調症のようになるとは言えません。
しかし、影響を受ける人は確実にいるのです。

イヤホーンやヘッドホーンを使用してから、
注意が散漫になったり、怒りっぽくなったり、
物忘れをするようになったりした人がいると思います。
ある仕事をしていて、急に思い出して、
やりかけの仕事をそのままにして、
思い出した仕事をし始めると、
やりかけていた仕事をうっかり忘れるとか、
また、次の仕事をしても、目が別の用件を見つけると、
そちらの仕事をしてしまうというような事をする。
結果として全部の仕事が中途半端に終わってしまっている
ということがありませんか。

あるいは気分が沈むからといって部屋に閉じこもっていて、
音楽をヘッドホーンなどで聞く事を一日中している
という悪循環に陥っている人もいると思います。
音楽を聴くとさっぱりするのですが、
その聞く手段が良くないために、悪循環に陥っているのです。
泣きながら友達に長電話していたりするというのも、
話を聞いてもらってさっぱりするのですが、
その時携帯電話を使用することが
また脳を悪化させているという矛盾に気付かないのです。

街中を歩いていると、
ヘッドホーンやイヤホーンを使用している人で
にこにこしている人は滅多にいないようです。
世の中の不幸を一身に背負って生きているような
顔つきをしている人が多いように思うのです。
こういうものを使用しなくなると自然に回復していくのですが、
回復の遅い人もあり、
治療しないとだめなほど
脳にダメージを受けている人もいるのです。
若いときから使用していると年齢を重ねるにしたがって、
その悪影響は次第に広がっていきますし、
ダメージを受ける脳神経細胞も多くなっていくのです。


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2008年3月17日(月)

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