第637回
日経ビジネス人文庫
「20世紀日本の経済人」を手に入れたらそれを見ながら、
その人達の生き様を読んでみるのも面白いです。
安田善次郎は右の鼻の下が副腎で、
左が肝臓に対応しています。
副腎はデザイナー的センスがあり、
今までの仕事と違うような仕事の仕方、
つまりダメになった会社を建て直すことができる素質というか、
脳を持っているようなのです。
肝臓は金持ちになるようです。
人の心理を無意識のうちに読み取って、
どのように行動したらお金と縁ができるのかわかるようなのです。
渋沢栄一は右が肝臓、左が胃です。
鼻の下が胃の人は研究者向きです。
ノーベル賞をもらうような人は根が知りたがり屋です。
どうしてそうなるのか、
なんとしても疑問を解きほぐしたい、
すぐさま、それを見たい知りたい、
やってみたいという脳をしています。
荘田平五郎は右が肝臓、左が副腎です。
伊庭貞剛は住友別子銅山の紛争を解決した人です。
右が副腎、左が肝臓です。
浅野総一郎は浅野セメントを作った人です。
右が副腎、左が肝臓です。
益田孝は右が肝臓、左が副腎です。
辰野金吾は東京駅を設計した人です。
左右とも副腎です。
高峰譲吉はアドレナリンを最初に結晶化した人です。
鼻の下の右が胃で左が肝臓です。
高橋是清は右が副腎で左が骨髄です。
高橋は若い時とこの文庫の写真の時とは、
鼻の下が違っています。
ということは鼻の下も変化するということを意味しています。
後藤新平は右が胃で左が副腎です。
津田梅子は左右とも副腎です。
松方幸次郎は右が前立腺で左が副腎です。
井上準之助は右が骨髄で、左が大腸です。
大腸はそつなく仕事をこなす能力がありますので、
それを見て、トップにすえるととんでもない失敗をします。
もともと昨日と同じ今日、
今日と同じ明日という発想をする脳の持ち主なので、
解答の無い難題に対処するには問題の脳なのです。
骨髄は独裁的発想をする脳です。
誰の言うことも聞かない特徴があります。
大河内正敏は左右とも副腎です。
理化学研究所の所長をした人です。
左右とも副腎の人がトップだと
仕事が非常にスムーズに行くことが多いのです。
小さいことにこだわらず、
部下の能力にまかせ自由にやらせるので、
部下も溌剌とその能力を発揮できます。
そして、部下がどういう能力があるか良く見て、
その配置をするので、仕事がうまくいくのです。
会社のデザイナーです。
石橋正二郎は左右とも副腎です。
ブリジストンを築いた人です。
豊田喜一郎は左右とも副腎です。
トヨタ自動車の創業者です。
本田宗一郎は右が副腎、左が肝臓です。
井深大は右が副腎、左が肝臓です。
盛田昭夫は右が副腎、左が胃です。
20世紀日本の経済人の二もあります。
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