医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第636
鼻の下

鼻の下が五臓六腑に対応しているとは、
どういう意味ですかと言われました。
オーリングテストの創始者の大村先生が、
五臓六腑、つまり、心臓とか肝臓とか胃とかの内蔵が
手のひらや足の裏、
顔などに反映されている部分があるというのです。

直接内蔵は外からは見えませんが、
顔や手のひら、足の裏などの
その内蔵を反映した皮膚の状態をみると、
その臓器の調子が推測できるということなのです。

そして、鼻の下も内蔵の反映している部分なのですが、
それが人により大腸だったり、
胃だったり、副腎だったりするのです。
人によりばらつきがありましたので、
たまたまノーベル賞の受賞者は鼻の下が
どういう臓器の反映なのか興味を持ち、
調べたらほとんどの人が左右とも胃を反映していたのです。

研究者向きの人は鼻の下が胃に対応している人が多いのかな
という推測とともに、
様々な仕事についている人は
ひょっとして特徴があるかもしれないと思いました。
調べるにつれて、やはり鼻の下の対応する臓器で
その人の仕事の仕方とか
行動様式に特徴があることがわかりました。

日経ビジネス人文庫の「20世紀日本の経済人」に
顔写真が載っていてその人の業績などが書いてあります。
鼻の下が同じ臓器に対応している人は
似たような行動様式を取るようです。
骨髄に対応している人は、
どうしても独裁的な脳をしているようで、
その行動様式は独裁的になっています。
南米の独裁者やアフリカの独裁者、
ソ連のブレジネフ、チリのピノチェトなどなどです。
経営者でも鼻の下が左右骨髄に対応している人は、
最初は元気が良くて、経営もうまくいきます。
誰も最初から独裁者だったわけではなく、
力をつけるにつれて、本来の姿がでてくるだけです。

独裁者というのは、
最後は独りぼっちになるようです。
うまく行っている時は、元気がいいので、
誰も文句はいませんし、
文句をいう人は遠ざけられて、
居なくなってしまいます。
経営がうまく行かなくなった時には、
それを建て直す人材がいなくなっているので、
おしまいに近い状態になります。
ダイエーの中内さんは鼻の下が両方とも骨髄です。
今を時めく経営者の中にも鼻の下が左右とも骨髄の人がいます。

文庫の中に登場する最初の人は大倉喜八郎です。
この人は左右とも肝臓に対応しています。
まだどういう仕事をすればいいのかわからない人や
今自分がしている仕事が合わないのでないかと思っている人は、
自分の鼻の下がどうなっているかを知り、
同じ鼻の下をして活躍した人の伝記などを
読んでみることを勧めます。


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2008年2月25日(月)

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