第593回
今も昔も変わりなく・・
いつも、見立ての手段が違っても、
使用する漢方薬は2000年以上前と今と違わないのに、
驚きを覚えるのです。
様々な病気に対応する手段があるということは
治療していて本当に驚きなのです。
2000年以上前も
今とまったく同じように治療できる医師がいたのです。
私の場合は、使用する処方が
2000年前と今と同じ処方なのですから、
本当にどうなっているのかな? と驚嘆しています。
人間の状態が2000年前と変わらないわけですから、
そう驚くことでもないかもしれません。
周りの環境が変わっても、
人間としての状態はかわっていないようですが、
現代では生まれてくる人達は、
電磁波に強い人、電磁波に強い遺伝子を持った人が
多くなっているようなのです。
胎児の時から電磁波に強くないと
生まれても虚弱な人になるだろうし、
そもそも電磁波に強くないと
流産してしまう可能性があると思うのです。
そしてそのような状態の人にも対応できる漢方薬もある
ということにも、その玄妙さに感嘆するのです。
妊娠中から出産時のトラブルを治療していて、
それがうまく行った人は、
今までの潜在能力が
知らないうちに発揮できるようになっているのです。
もちろん、全部が全部うまくいっているわけでないことは
言うまでもありません。
こうやるといいよ!こうすると予防につながるよ!
病気は予防が大事よ!
とこれまでも、様々な病気の人の家を見てきて、
こうしたら、もっといいのではないか、
そう感じた事、効果があったことなどを話して聞かせるのですが、
それがなかなか通じないこともあるということが
今更わかったといえば、
なんと頓馬な医者だという人もいると思います。
自分の足下の親でさえ
言うことを聞いてくれないこともあったというのは、
それを証明しているようなものでしょう。
振り返ってみると、開業してから20年以上たちましたが、
自分で仕事をしていると、定年なんて考えた事もないのですが、
歳をとるというのは、
知らずにやってくるような気がするのです。
サラリーマンなら自動的に、ハイ、おしまいとなる60歳、
自分で自分に定年ですと言わない限り、定年はないのです。
今のままのスタイルで続けるのには、
体力的に限度があるようで、
今年で終わりと自分で自分に宣言したら、
なんとも肩の重荷がとれたような気分になりました。
今年は色々なことがあり、それも大きなきっかけです。
振り返ってみると親不孝ばかりしていたなと思い至る自分です。
漢方を続けるのは、今までと同様です。
でも、青森での仕事は
今年で最後なんだよと自分に言い聞かせています。
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