医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第592回
研究者は脳の掃除をするともっと能率があがる!

ある人が来て、あるテーマについて研究しているというのです。
以前青森まで来た研究者がいて、
その人が今年の4月から一度は行って見なさいと
今回初めて来た人に何度も説得したのだそうです。
でも、コラムを読んだだけでは半信半疑、
今も半信半疑の様子です。
本当に脳の働きが良くなるのかな?
そんなのあり?
そんなのあったらすばらしいけど、ウソの方が確率的に高いと。

自動車にたとえると、排気量が3000ccの車を
ターボチャージャーをつけて、
それ以上の能力にするのではないのです。
3000ccあるのに、実質的にすすや、ゴミがたまり、
その性能を格段に落としているものを取除き、
本来の3000ccの能力にすることなのです。
自分では生まれた時から、
ゴミやすすがたまりっぱなしなのに気付いていないのです。
生まれた時からそうですから、
本来の性能は3000ccあるのに、
50ccの原付バイクぐらいに思っている人が本当に多いのです。
そうではなくても、最初は3000ccあったのに知らずに
すす、ゴミがついているのを自覚しないだけなのです。
その掃除をしましょうと言ってるのです。

そして、研究するのには、
あるテーマについてどう研究したらいいか、
いい着眼点が大切なのです。
その着眼点を見つけるのには、
大脳皮質の働きも大切なのですが、
視床の働きがもっと大切です。
どちらも良く働くと一番いいのですけれども。

その人の脳は、あまりうまく働いていませんでした。
本来の能力の片鱗はうかがえるのに、
それを充分に引き出せるような状態になっていないのです。
これでは研究に行き詰まるというのは当然です。
いいアイデアもでない、ヒラメキも出ない、
言われた仕事をただただこなしているだけ、
それも実はうまくいってない。
論文を読んでも頭に入らない、昔はこうでなかったのに、と。
脳が細菌やウイルスに入り込まれ、
脳にダメージを与える食べ物を
知らずに食べているのに気付いていないのです。
それと妊娠から出生時にかけてのトラブルが尾を引いていて
それも足を引っぱっている。
そういうものも全部一掃して、
脳をクリアにして青空のような状態にもって行くと
全然違うのです。
脳が快晴の状態を経験してみないとわからないと思います。
そうなれるのです。


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2007年11月16日(金)

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