第588回
再びサバン症候群について
サバン症候群の人達は、右脳が働くと言われています。
ところがどう調べても、
左脳の方が働いているような結果になるのです。
O-リングテストして
脳のアセチルコリンや血糖値を測定してみてもそうなのですが、
英国に住むある人がサバンのDVDを送ってくれました。
それを見ていて、
左脳よりも右脳が働いているという証拠をみました。
実際のサバンの人をよく観察していると、
左脳は中身がないような印象なのに
右脳は中身が詰まっているように見えるのです。
そして再度スケールにする資料を作り足して調べると、
左脳に比べて右脳がケタ違いに働いていることがわかりました。
最初に使用した血糖値やアセチルコリンの量が
少な過ぎたのでした。
それで反応がでなかったのです。
最初に使用した量も普通の人では多すぎる量でしたが、
それでもまだ足りなかったのです。
サバンの人の左脳のある部分では、
アセチルコリンの量が2000mgだと右脳は4700mgも反応します。
血糖値で調べると、左脳は2000万mg、
右脳は7600万mgも反応するのです。
普通の人から考えるとケタ違いに多いのです。
これでは瞬時に記憶したり、
記憶した膨大な量のなかからパッと答えをだせるわけです。
そこで、もう一度邱先生の東京大学時代の脳を調べてみると、
やはり、サバンと同じ量のアセチルコリンや血糖値なのです。
それが右脳も左脳もそうなのですから、
驚異的な脳の持ち主ということになります。
脳の働きも非常に働く人からそうでない人まで
ものすごく幅が広いということです。
想像する以上に幅があることがわかると思います。
驚異的に働く人は、それが普通と思っているのですから、
それ以下の人を見ると、どうしてピンとこないのだろう、
普通にやるとできるじゃないか、と思ってしまうようです。
見ただけでわかるというのは、物凄く脳の働く人です。
たとえば、棟方志功の絵を見て、
家の孫でも書けそうな絵だと言ったという人がいる・・・・・・。
それぐらいの寿司は修行すれば
俺にでも簡単に握れると思っている人もいるでしょうが、
宮葉の親方の脳と同じにならないと、
絶対に握れるものでないということを
ご存知ない人が多いようです。
話は変わりますが、秋の天皇賞の競馬を見ていて、
やはり、脳が、しかも小脳の働きがいい馬が勝つようです。
優勝した馬でも小脳に問題があり、
平衡感覚をつかさどる所に多少問題があるのです。
これも治療可能なのですが、だれも本気にしないでしょう。
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