医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第582回
サバン症候群と同じような脳にする・・

右脳の天才とか言われて、
見たものを同じように描き上げることができる人、
馬を見るとそれとそっくりに彫刻できる人、
一度聴いた音楽を全くおなじように引きこなせる人、
アメリカの電話帳を全部暗記している人などなど、
その特異な才能が注目されています。

サバン症候群の人たちに共通しているのは、
左脳の記憶の部位である、
頭頂後頭葉の大脳皮質のアセチルコリンが
950mgに反応することです。
それと視床の外側膝状体、視床枕核、松果体、不確体、
手綱核がアセチルコリン950mgに反応します。
ちょっと話はずれますが、
この手綱核の働きがこれぐらい働いている人は、
非常にやさしいのです。
決して暴力的になることはないのです。
ですから、結婚する相手が非常にやさしい人をお望みなら、
この手綱核がこれぐらい働いている人を選ぶといいのです。

話をもとにもどして、サバン症候群の人は、右脳の天才でなく、
私に言わせると左脳の天才ということになるのですが・・・。
馬を見るとそれとそっくりに彫刻出来る人の脳は、
この左脳の記憶の部位と大脳皮質の内側、
左後頭葉の視覚中枢が同じように
アセチルコリンが950mgに反応するのです。
一度聴いた音楽を見事に引きこなす人は、
大脳の側頭葉の内側にある島
(ここは音、絶対音感の領域と関係ある所のようです)
という皮質のアセチルコリンは950mgと非常に働いているのです。
それと小脳の平衡感覚、方向感覚以外の皮質も
同じようなアセチルコリンに反応します。
指の動きもいいことは、小脳の皮質と関係しているわけです。
電話帳を丸暗記していて、聞かれると即座に答えられる人は、
サバンの人に共通した所と、
左右の前頭葉前野、左視覚中枢の大脳皮質が
アセチルコリン950mgに反応するのです。

このように見てくると、サバン症候群と言われる人たちも、
その現す能力により、大脳皮質の部位の働きに差があるのです。
これを調べた時、
このような状態に大脳皮質のアセチルコリンを増やせないか
と考えました。
それは可能なのです。
使用する漢方薬は個人差がありますので、当然違います。

そして、こうも考えました。
もともと様々な能力のある人がもっとよくなりたいと思う時は
割合簡単に可能だと思えるのです。
ここがもっと良くなるともっと良いのに
とお考えの方もいると思います。
これも可能だと思うのです。
不得意な部位に対応する大脳のアセチルコリンを950mgにしたら、
もともと才能のある人はどうなるのでしょう。
それを考えただけでもわくわくしますが、
このことを信じてお出でになる人はいるのかな?とも考えます。


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2007年10月24日(水)

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