医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第548回
海藻が脳に合わないなんて・・

ある日の土曜日にビールを飲みました。
あれこれとつまみを食べたのですが、
翌日飲みすぎていないのに脳がぱっとしないのです。
もや〜として雲がかかったみたいな脳なのです。
おかしいな、昨日食べた物で何か脳に悪い物あったのでないか?
と思い調べてみると、昆布が脳に合わないことがわかりました。
わかめ、昆布、ヒジキなどの類いが私の脳に合わないのです。
海苔だけは合うのです。
脳にはダメでも首から下にはいいのですから、
合う合わないというのは、単純ではないのです。

以前にも書きましたが、
食べ物の合う合わないというのは、非常に大事なことで、
病気が治らない原因になっていることもあるのです。
胃腸に合わないものは、食べるととたんに症状がでますので、
次第に食べないようになります。
ところが脳に合わないものは、
多くの人は割合に無頓着で、食べて眠くなるとか、
ぼんやりするとか、そういう事があると気のせいだとか、
歳のせいだとか変な理屈をつけて自分を納得させているのです。
子供の偏食を観察していると、
嫌いなものは身体のどこかに合わないのが
実に良くわかるのです。
脳に合わない物、胃腸に合わない物、
関節に合わない物など多彩です。
それが大人になり、色々と騙されるというか、
感覚が鈍るというか、そういうことがあると、
本来は自分に合わないものでも、ついつい食べてしまい、
自分の身体にダメージを与えているのを知らずにいるのです。

食物の合う合わないというのは、非常に個人差がありますので、
マスコミで言うこれが何々の働きを良くして健康にいい
という宣伝文句に躍らされることがないようにしたいものです。
特に学者のお墨付きがあると、
本来は嫌いなものでも
ついつい我慢して口にしてしまうという
おかしな事をしている人がたくさんいるようです。
学者の方ではいいことを言ってるつもりでも、
それを聞いて実行した人が病気になっている場合もある
ということを認識していないようです。
病気をしたら(病気をしなくても)、
子供の頃に嫌いな食べ物を食べないでみるということは、
現在の病気を早く治す一つの手段になることもあるのです。


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2007年8月6日(月)

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