第524回
佐川幸義先生
世の中に不思議な人が一杯いるのでしょうが、
この先生ほど不思議な人はいないというぐらい
不思議な人なのです。
以前、作家の津本陽さんが
文芸春秋に佐川先生の事を書いていましたが、
偶然その記事を読み、
世の中に合気道の先生というのは数多くいるけど、
なんと不思議な人なのだろうと思っていました。
その後、弟子の木村達雄さんの「透明な力」を読み、
ますますその不思議な力を、
どうしてそうなるのかな?と思っていました。
そして最近また合気ニュース社から
同じ木村達雄さんが書いた「合気修得への道」
佐川幸義先生に就いた20年という本を読みました。
その中の佐川先生の写真を見て、
またまた不思議な感じを受けました。
90歳過ぎた佐川先生に
50歳前後の木村達雄さんが全く歯が立たないのです。
木村さんもすごい人なのですが、
それでも赤子の手を捻るような状態で飛ばされるのです。
演舞をしているのではないのです。
みる人によっては演舞かなと勘違いする人もあるでしょう。
でも、そうではないのです。
インスタントラーメンの袋もやぶれないような状態の先生が
簡単に木村さんを投げ飛ばすのです。
合気というのは、力ではないということがわかると思います。
そして亡くなる前日も木村さんを投げ飛ばしているのです。
佐川先生の脳や身体をO-リングテストして調べていると、
弟子を投げ飛ばしている時の脳の状態や身体の状態が
少しわかります。
相手が向かって来る時には
もう全身が磁石のような状態になっているのです。
それも強力な磁石です。
手、足、頭がS極で、身体はN極です。
向かって来る、かかって来る人も
弱い磁石の状態になっていますが、
強力な磁石にNとN、SとSが近づくと
弱い方は飛ばされてしまいます。
手が触れるか触れない瞬間に飛ばされているという表現に
少しは合っていると思います。
強く向かうと強く飛ばされる、
弱く向かうと弱く飛ばされる、と。
先生が体勢をとると、
先生の身体の中で気の移動が瞬時に起こっていて、
丹田から胸腺に移動しています。
そうすると脳の頭頂葉から後頭葉にかけて、
また大脳皮質の手足の運動部位などの血糖値が
ど〜んと240万mgから470万mgまで上昇します。
続く・・・。
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