医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第514回
学校に行けない、会社に行けない!

一年以上も学校に行けないで寝てばかり、
学校に行こうとしても行けない。
疲れてどうしようもないので行けない。
学校に行きたくても、行けない。
会社に行きたくても行けない。

見かけは身体に異常がないので、
精神的な問題だろうと精神科などに行っても埒があかない。
本人は非常につらいのに、まわりは見かけだけで判断するので、
サボっているとか、だらしがないとか、
脳に異常があるのでないかとか、勝ってな事を言っている。
検査でも異常を見つけられないので、
どこをどう治療していいのか医者も困ってしまうのです。
基本的には、免疫システムの異常なのですが・・・。

その原因になっているのは、
肝臓にDやE型肝炎ウイルスが潜伏感染していて、
それが母子感染で起こっているので、
肝硬変の状態になっていることと、
すい臓にサイトメガロウイルスや
エプスタインバールウイルスの潜伏感染があり、
インスリンが出過ぎる
インスリノーマの状態になっているのです。
インスリンが出過ぎるので、
食事をするとすぐに低血糖になり、
あるいは普段から低血糖状態があるのです。
肝臓とすい臓の二つの臓器が正常に働けない状態があるために、
このような事が起こっているのです。

しかも検査で異常とでないのですが、
機能的に異常なので自覚症状だけあって、
うまく説明がつかない状態があるのです。
夜の食事の後、朝まで時間があるので、
朝には低血糖になっていて、
脳が働かない、身体が動かない状態になっている。
朝起きて来られず、布団にもぐったまま、
登校や登社時間になってしまう。
行きたい気持ちは充分にあるのに、身体が動かない。
体調が比較的いい時には起きて
学校などに行こうとして出かけるのですが、
歩いているうちにエネルギー切れになり、教室にも入れない、

疲れて勉強どころでない状態になっているのに
周りは気付かないのです。
そこで保健室に行き、ごろごろ寝ている。
夕方になるとなんとなく元気になり帰宅する
というサイクルになってくる。
登校しようとして歩き出すと、
もう疲れてだめになり、家に帰ってくる。
そのまま寝てしまう。
その繰り返しで登校できない状態になってしまう。
これには寝室での電磁波を浴びることも一役かっているのです。

これを治療するには、なんということはない。
肝臓に潜伏感染しているDやE型肝炎ウイルスを治療し、
肝硬変状態を治療すること。
すい臓のサイトメガロウイルスなどを治療し、
インスリンの出過ぎを治すこと。
それと寝室での電磁波を浴びないようにすること。
低血糖状態を招かないように
自分に合ったタンパク質を適当に摂る事。
それと免疫システムの治療をすると良くなるのです。

D、E型肝炎ウイルスや
すい臓へのサイトメガロウイルスの母子感染は結構多いのです。
特に疲れやすい子供は要注意です。
人生を棒に振らないためにも早期に治療が必要なのです。


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2007年5月18日(金)

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