医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第493回
1959年 33歳

樋口進著「輝ける文士たち」文芸春秋社刊、
この本の104頁に33歳の邱永漢先生の写真が載っています。

若い時はどんなだったか、脳の働きを調べてみました。
鼻の下は胃に対応していますので、
脳のミトコンドリアの働きは非常にいいのです。
脳をどんなに使っても疲れるということがないのです。
そして生まれた時によく起こる
脳出血の反応や脳挫傷の反応、
低酸素などのダメージが全くないのです。

脳のアセチルコリンの量は100mg以上にも反応する。
これはあの南方熊楠を凌ぐものです。
南方熊楠は一度読んだ本は全部覚えていて、
図書館で読むと後で
その内容を書き写していたというぐらいの人です。
私たちが試験勉強のために暗記するとかいう言葉を使いますが、
読むことが即脳にそのまま残っているのですから
暗記するなんて言う言葉が当てはまらないのです。
ナポレオンの辞書には不可能という文字はない
というのと同じように
暗記という文字が邱先生の辞書にはないのだろうと思います。

脳のテロメアも15000mgも反応します。
脳の血糖値も210万mg以上の反応があるのです。
嗅神経、視神経、内耳神経、舌咽神経、顔面神経などの血糖値は
200万mgも反応するのですから、天才的な味覚です。
モノを見極める眼も超一流です。
絵画や書などを選ぶ眼がすごいのです。
北京の三全公寓の自宅と事務所、事務所の廊下、
その他の所の書や絵画は
きちんとランクづけされたように配置されているのです。

この写真の時に着ているものをO-リングテストすると
ものすごくいいものを着ていて、
輝ける文士たちにでている作家の中では
飛び抜けてたった1人だけいいものを着ているのです。
動眼神経、外転神経、滑車神経の働きも
野球の一流のプロ選手と同じぐらいなのですから、
投手の投げた球が止まって見えるような能力が
あるんじゃないかと思います。
科学者になっていたら
ノーベル賞をもらうような仕事をしていただろうと思います。

次々と新しいアイデアが湧いて来て、
どうしてもそれを見つけたい、見てみたい、
無限の広がりを持った脳なのですから、
とどまる所を知らないのです。
そして身体能力もいいのですから、
行動しないではいられないのです。
人が思いもしないような考え、アイデアを
普通に思いつくのですから、
他の人がどうしてそうできないのかな、と、
それが不思議に思えるような脳の働きを持っているのです。
考えていることを全部開示しても、
誰もその通りに真似ができないのですから、
その奥深さもなんと表現していいか・・・。
真似してまがい物の行動や表現をする人が
いるかもしれませんが、やはり違うのです。
天才とはこういう人を言うのでしょう。
何本もの原稿が締め切り前に出来上がっているというのも、
当然と頷ける脳の働きなのです。

たった一つ働きが良くない所があるとすれば、
視床背内側核です。
ここの働きがイマイチなのですから、
心配性の所があると思うのです。
頭の働きがいいと言われている人の脳の
数倍も働きがいいのですから、
邱先生に聞いて見ると、こんなこともできるし、
こんなこともできる、あんなこともできる、
でも、それが普通にできるので、
自慢にもなにもならないと思っていると思います。
誰か聞いてみたらどうでしょう。
え!?え!?の連続だと思います。


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2007年3月30日(金)

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