医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第470回
大鵬

最近日経ビジネス人文庫にある、私の履歴書、
最強の横綱の大鵬幸喜さんが書いた文章を読んでいて、
注目した所があります。

276頁から始まるリハビリという題の中で、
次の277頁に次のように書かれているのです。

「思えば私の場合、
不思議なことに現役中のケガも左半身の足首、ひざ、ひじなど、
ほとんど全部左で、右の腰に食いつかれたらもう残せなかった。
負けている相撲はそういうのが多い。
体の中に病気とケガの因果関係でもあったのだろうか。・・・」
と。
ここを読んですぐに思いついたことは
きっと左側に大量の電磁波を浴びているだろう
ということでした。
そして269頁の一代年寄の贈呈式の写真を調べてみると
なるほど、左側に大量の電磁波をあびているのです。
もちろん右側にも電磁波を浴びているのですが、
左側の方がそれ以上に大量に浴びているのです。
そして左半身に強く動脈硬化の反応がでているのです。
心臓にも血栓の反応があります。
脳の動脈硬化も左が強く反応します。
心臓の血栓が剥がれて血流に乗って脳に向かう時、
流れの速い方に向かうのが自然でしょう。
右の脳の方の血管は左よりも流れがいいのですから、
右に向かいそこで引っ掛かり、
右の脳梗塞を起こしたと思われるのです。
それが左半身のマヒの原因になったようです。

それに大量の電磁波を浴びていた為に、
副腎皮質や赤核の働きが悪くなり、
身体の中心部から左側に銅や鉄が沈着しています。
患者さんを見ていると、銅や鉄が沈着している所に
故障が起きていて、病気になることが多いのです。
そしてその部位はプラスに帯電しているのです。
右側は亜鉛が沈着していて、マイナスに帯電しています。
血栓はプラスに帯電することが多く、
それが剥がれて、マイナスに帯電している脳に向かって行っても
不思議ではないと思います。

一代年寄の贈呈式の時、
動脈硬化には弓帰膠艾湯が効き、
心臓の血栓には桂枝茯苓丸が効きます。
副腎の皮質には桂枝茯苓丸が効き、
副腎髄質には柴胡桂枝湯が効き、
脳の赤核には弓帰膠艾湯が効きます。
大鵬さんの電磁波の浴び具合を見ていると、
入門時の写真では電磁波をほとんどあびていません。
しかし、番付があがるにつれて
電磁波を次第に浴びてくるようになっているのです。
新十両の時は問題になるほどあびていません。
ところが初優勝の頃には
すでに大量の電磁波を左側に浴びているのです。
きっと番付があがるにつれて、
寝室に様々な電化製品やものが多くなってきたのでしょう。

左側に大量に電磁波を浴びて、動脈硬化を促進し、
左側半身の抵抗力が低下して故障の原因になったのです。
そして私の履歴書を執筆した時の写真では
今度は右側に大量の電磁波をあびているのです。
この時の副腎には茵陳五苓散、半夏瀉心湯が効き、
赤核には八味丸が効きます。
「体の中に病気とケガの因果関係でもあったのだろうか。」
という疑問への回答になっていると思うのですが。
寝室には何も置かないことです。
がらんとした所に寝ることです。


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2007年2月5日(月)

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