医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第448回
ボケ予防は今流行の方法でいいのだろうか?

ボケの予防に、今、はやっている脳トレーニング、
確かに効果はあるだろうと思います。
しかしどっか違う、勘違いをしている部分もあると思います。
活字を読んだり、数字に関係した仕事をしていても、
次第にそういう事が出来なくなっていき、
ボケ状態になる人もいるのです。
毎日、新聞を読んでいる人がボケないという事なら、
それはおかしいな?と思っている人も多いと思います。

最近はやりの脳トレのソフトを組み込んだゲーム機に
ハマっている人がいました。
家族の話だと50歳台にもなって
何時間もそれをしているというのです。
惚けるのが怖いということらしいのです。
そこで、来たついでに脳を調べてみると、
全然このゲーム機では改善していないのです。
何故なら、脳のボケは
ただ血流が見かけで改善したらから改善する
という単純なものでなく、
大脳皮質に細菌やウイルスの潜伏感染があり、
そのためにボケ症状が起きている
と言った方がいいようなのです。

それと大脳のミトコンドリアの
働きの悪いのを良くしてやることで
全然違った状態になっていくのです。
ちなみにこの人が恐れていた物忘れがあるのは
ゲーム機では全然改善しませんが、
脳の細菌やウイルスを治療することで改善してきたのです。
左の海馬は短期記憶の中継をするし、
左の後頭葉の部位に短期記憶の場所がありますので、
このあたりを治療することが大事なのです。
右の後頭葉には長期記憶の場所があり、
ここが正常だと後で、あ!あれだったと思い出すのです。
訓練するにしても脳の細菌やウイルスを治療してからの方が
効率はいいわけで、
いくら訓練しても脳のその部位に細菌やウイルスがいると
非常に効率が悪いことは
受験勉強をしている人の脳の細菌やウイルスを治療して見ると
よくわかります。

インフルエンザウイルスが脳に潜伏感染すると、
あっちに行ったり、こっちに来たりと忙しく動き回り、
その人の行動を非常に複雑にすることがあります。
ある時は集中力がものすごくあるのに、
ある時は全く集中力を欠くなんてことはざらです。
脳の免疫システムのいい人が
脳に細菌やウイルスが入り込んでも即座にこれらをやっつけて、
脳を健全な状態に保っているので惚けないのです。
このあたりを取り違えると、ピンボケ治療になってしまいます。
ボケはこれを読んでいる今から始まっている人もいるのですから、
寝室も大事、セックスの相手も大事、入れ歯や歯の治療も大事、
着る物も、食べ物も大事です。
大事というのはより良いものを選ぶということなのですから、
なんでもいいやというのでは、
ボケ予防はうまく行ったり行かなかったりということになります。


←前回記事へ

2006年12月11日(月)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ