医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第442回
ミトコンドリアの働きを良くしよう

ノーベル賞の受賞者の鼻の下の領域が
胃に対応しているという話を書きました。
胃に対応している人は
脳のミトコンドリアの異常が反応しないのです。
そして、胃以外の臓器に対応している人でも、
胃に対応するようにすることが出来るのです。
他の臓器に対応している人に、
その人に合った漢方薬を服用させることで、
胃に対応するようにすることができる、
つまり、脳のミトコンドリアの異常を
正常化することができるのです。
そうすると当然脳の働きが良くなります。
こういうことは、優秀な人を採用するとか、
これから伸びる人を試験で取るとかする手段にもなるのです。
鼻の下が胃に対応する人をまず選び、
その中から脳に細菌やウイルスの感染がない人を
選べばいいわけです。
こういう人は多くはないですから、選ぶのには簡単です。

脳の話から話題を変えて、
その他の臓器でも働きを良くしようと思う時、
そのミトコンドリアを先ず調べます。
非常にキレイな肌をしている人は
皮膚のミトコンドリアに異常がないのです。
ところが肌にシミ、シワが多い人は
皮膚のミトコンドリアの異常が強いのです。
ということは、肌を良くしようと思うなら、
皮膚のミトコンドリアの異常を
正常化する漢方薬を服用すればいいわけです。
血管の老化している人を調べてみても、
やはりミトコンドリアの異常が顕著です。
こういう漢方薬を選ぶ時は、
全身に適合するように選ばないといけないのです。
例えば皮膚にいいけど、脳に悪いとか、
脳にいいけど、その他に問題が起こるとか、
そういうのもオーリングテストすると即座にわかります。

皮膚をよくしたいと思っても、
内蔵が良くないと、内蔵を良くしてからでないと
ダメな場合もあります。
基本的には脳のミトコンドリアを正常化する処方が
基本になります。
それを見つけると後は割合簡単に見つかるものです。

ある腰痛や膝関節痛の人を治療していて、
腰や膝のミトコンドリアを正常にする薬が
腰痛や膝にも効いてきて、良くなって行きました。
そして、その人が何気なくいうには、
顔のシミが次第に薄くなっていき、
顔の皮膚の状態も良くなっているという話をしました。
そこで、今までのカルテを見て、検討してみると、
最初の頃から比べて顔の皮膚のミトコンドリアの異常が
正常化されていることがわかったのです。
たまたま、腰痛や膝関節痛に効く薬が
顔にも効いていたわけです。
逆に顔のシミやシワを治療していると
その他の症状も取れていく可能性もあると思います。
顔は全部の臓器を代表しているのですから、
当然と言えば当然です。

様々な治療効果がある漢方薬ですが、
使い方が難しいようで、うまく効かせられない難点があります。
もし、私が今でも脈を見たり、舌を見たり、
お腹を触ったりして診断していたら、
やっぱりウダツの上がらない状態だったと思うのです。
これで診断できる人はホンノ一握りの人なのです。
そういう名人のような人はいることはいます。


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2006年11月27日(月)

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