医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第418回
中川内閣?

色々な人を見ていると、
う〜んと考え込んでしまうことがあります。
それは相性というか、脳の働きというか。
一緒に仕事をする相手によって脳の働きが違ってくるのです。
家ではぼんやりしていて、
仕事になると別人のようになって仕事をする人もいます。
普段、奥さんが見たことのないような顔になって
仕事をしている。
そしてその働きぶりも格段にいい人もいます。

ところが家では生き生きしているのに、
会社にでるとどうもパッとしないし、
仕事もぬらりくらりとしている人もいます。
家での働きぶりや仕事の仕方を見ていると、
会社や役所でそんな状態だとは夢にも思わない人もいます。
どこにいても一生懸命仕事をする人もいるし、
どこにいても同じ状態でパッとしない人もいます。
それは脳の問題だよな、と。

今度の安倍内閣を見ていると、
安倍さんと中川幹事長とは、二人で仕事をすると、
中川さんは、脳の働き、特に前頭葉が俄然働き出し、
安倍さんは逆に前頭葉の働きが低下するのです。
こういう間柄というのは、
中川さんの言いなりということに通じます。
これこれの事をしましょうとお互いが話し合う場面があると、
どうしても脳の働きが良くなってくる人が主導権を握ります。
ここがまた微妙な関係で、
次第次第に中川さんの言い分が通るようになります。

ところが政調会長の中川さんと安倍さんとは、
一緒に話し合いなどすると、
安倍さんの方が脳の働き、特に前頭葉が働き出し、
安倍さんの言うことが次第に通るようになるのです。
中川昭一さんの前頭葉は安倍さんの前では働きが鈍るので、
そういうことが起こっていると思います。
これは安倍さんと総務会長の丹羽さんとの間でも
中川昭一さんとの間に起こっているのと同じことが起こります。

このあたりが小泉さんと他の人との間の違いです。
小泉さんは一緒にいると自分の前頭葉が活性化する人としか
組まないのです。
相手は小泉さんといると
前頭葉の働きが悪くなるような人を選んで閣僚にしますので、
ある意味言いなりになります。
無意識のうちにそういう体制にもっていくので
自分の思うような仕事をする内閣になっているのです。

安倍さんの体制は
中川幹事長の脳が一番働くような体制になっているのですから、
中川内閣かな?と。
1年ぐらいして中川さんが外れて、
脳の働き具合が安倍さん中心になった時に、
本当の安倍内閣の誕生ということになるのでしょうか。

相手との話し合いの時、
脳というのは、何も言わないうちから
相手との交信を始めているようです。
それが瞬時に行われますので、
脳の働き具合が変化し、実際の話し合いの時には、
もう大半のことは決まっている状況になるのです。
脳というのは、
高性能の通信機、高性能のパソコンみたいな一面があり、
雑音を排除するようなシステムを持っている人は、
かなり感じ取れるように出来ているみたいです。

ラジオで外国の放送を聞いていると、
この雑音なんとかならないか、と。
その雑音を排除し、はっきりと聞こえるようにする
システムを持っているラジオと同じものが人間の脳にもある。
それがいわゆる音として認識できないだけで、
相手の前頭葉など脳に影響を与えている。
どうもあいつには弱い、
いつの間にか言いなりになってしまっている。


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2006年10月2日(月)

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