第410回
睡眠時無呼吸症候群
これで困っている人が結構いると思います。
ひどくなると鼻マスクを用いて
呼吸を補助する装置を使用している人もいます。
そういう人に聞いて見ると、
朝になるといつのまにか自分で邪魔で外してしまっている
という人が見られます。
となりに寝ている人がよく観察していて、
寝るときはきちんと装着しているけど、
夜中の2時3時になると外してしまっている。
後は、装着しないで、イビキをかいて寝ているよ、と。
これだと装着している意味が全くないと言えば
言い過ぎになりますが、あまり効果的でないのは確かです。
イビキをかく人や
眠っているとき呼吸が時々とまる睡眠時無呼吸症候群の人は、
ほとんど延髄の肺に対応した部位、呼吸中枢に問題があるのです。
ここに細菌やウイルスの潜伏感染があり、
これを治療するとイビキや無呼吸が良くなる人がいるのです。
全員良くなるというと言い過ぎになりますが、
良くなっている人がいるのです。
ある人が腰痛や糖尿病などがあって来院しました。
それらを治療して良くなってきたら、
実は睡眠時無呼吸症候群で鼻マスクをして
呼吸を補助する装置をつけて寝ているといいました。
これが邪魔でどうにかならないものかということだったのです。
診察してみると延髄の呼吸中枢に
細菌やウイルスの感染がありました。
そこで、それを治療する漢方薬を投与しました。
一回目の処方ですっかり直るということはなく、
徐々によくなると処方を変えていくのです。
数日もするとイビキもよくなり、
呼吸の停止する時間も短くなってきたといいます。
隣に寝ている人がおっしゃるのですから確かな情報です。
2週間もするとほとんど呼吸停止する時間がなくなり、
普通に呼吸をするようになったということでした。
夏の暑い盛りに暑苦しい装置を装着しているというのは、
聞いただけでも暑苦しいものです。
その後も経過を見ていますが、呼吸停止はないといいます。
また別のある人が来て、
本人は寝ている間の出来事なので、
なんとも感じないのですが、
隣に寝ている奥さんが、
ご主人のイビキがうるさく、時々呼吸を止めるといいます。
その時、心配になってじっと観察していると
また息をし始めるとホッとするといいます。
この人も延髄の呼吸中枢に問題がありました。
呼吸中枢に発ガン性のウイルスの感染が反応するのです。
今までは発ガン性のウイルスだけに注目して
これだけ治療していると
よくなる人とあまり改善しない人といました。
そこで、それだけでなく、
その周辺の脇役になるものも治療することで
いっそう効果的に治療できるようになったのです。
この人も治療して、一週間ぐらいしたら、
奥さんがイビキが小さくなったし、
呼吸停止もほとんどなくなったといいました。
その後の経過ではイビキはなくなり
呼吸停止もなくなったということでした。
これで安眠できると非常に喜んでいました。
こういう人も枕が放射能を出すようにものを
使っている人が多いのです。
チェルノブイリの事故は広範囲に
多くのものに悪影響を与えているんじゃないでしょうか。
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