医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第391回
治療後、こんなことにも気付く人がいるのです

ところで、今回治療を受けたことで具体的に改善されたことが
何点かあることに気がつきました。
たとえば、

(1)一日目の夜中に左耳から出血した後、
  左耳の感度が突然に上がったこと:

(2)漢字の記憶再生が鮮明となったこと:

などです。

1)左耳について:

最初に気がついたのは、先生の治療が終わり、
クリニックからJR浪岡駅まで歩いて帰る途中でした。
交差点の横断歩道で信号待ちをしているとき、
自分の左前方の空間が突然、非常に広くなったように感じました。
一瞬なにが起きたのかが理解できなかったのですが、
どうも左前面からの「音」が
頭の中で良く認識できるようになっているためではないか
と思いました。
それと同時に、あることを試してみたくなりました。

ドイツに戻った後、
自宅でステレオ録音されたCDを聞いてみたところ、
以前は「ステレオ音」のセンターが
左にずれて聞こえていたのですが、
それがほとんど正常な状態で聞こえるようになっていました。
中学生のころから、「ステレオ音」のセンターが
ほんのすこし左にずれて聞こえ、いつも不快に感じていました。
最初はステレオ自体の故障ではないかと、
何度も修理にだしたりしていたのですが、
他の人が聞いても問題ないこと、
また装置を新しくしても同じ状況が続き、
どうも自分自身に問題があるとの思いに至り、
今まであきらめてきました。
過去の検査では、左右の耳共に
聴力自体には全く異常はありませんでした。
おそらく、左右の耳から入った音が、頭の中で再構成されるとき、
左右のバランスが崩れていた
(もう少し正確には、ねじれていた)のではないかと思っています。
それが、ほんの1-2回の服用で、
ほとんど正常な状態になったのはないかと自分では考えています。

「ステレオ音」が正しく聞き取れるかどうかということは
たいした問題ではありませんが、
外部からの音情報が正しく認識できないと、
事故などにつながる可能性がないともかぎりません。
(関連するかどうか全く不明ですが、
 私の叔父にあたるひとが登校時、
 遮断機の無い踏切で電車にはねられて亡くなっています)。
たとえば、親が子供に対して、
「もっと注意しなさい」と叱りつける前に、
子供に異常がないかどうか、
異常があれば治療を受けなければいけない、
と認識することが重要ではないかと思いました。

(2)漢字について:

これも最初に気がついたのは、治療の後、ホテルに戻り、
処方していただいた薬について確認しているときでした。
途中で立寄った本屋で購入した漢方薬の本に書いてある
構成成分の名前等の複雑?な「漢字表記」が
すらすらと頭の中に入っていき、
さらにそれらが書くことができるような感じがしました。
ためしてみると、「阿膠」、「澤瀉」など
私の日常では全く必要としない漢字が「書けて」しまうのです。
(これらの「漢字」及びその「読み」自体については
 もちろん知っていましたが、「書けない」という状態です)。
漢字を読むことには全く支障がないのですが、
今までいざ「書く」となると非常に簡単な漢字さえ
「書けない」ことが多々あり、
これもコンプレックスの一つでした。
(昔、会議などで板書をする必要があるときなどは、
 冷や汗ものでしたが、会社が外資系になり、
 英語で書けばよくなった時には
 非常に気が楽になったことを覚えています。
 英語などのスペリングについては全く支障ありません)

今まで、頭の中で漢字の文字をイメージしようとしても
なかなか出来なかったものが、
容易に文字のイメージを
頭の中に思い浮かべることが出来るような感じです。

というメールが来ていて、
これを読んでう〜んとうなってしまいました。


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2006年7月31日(月)

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