医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第379回
家から出るとホッとする!物語

奥さんが嫌で家から出るとホッとするとか、
ご主人が嫌いで家の玄関を出るとホッとする、
なんてことも話にはよくあることです。
そうでなくて、家をでるとホッとする人がいます。
家にいると頭痛がするとか、眠くなるとか、イライラするとか、
肩が凝るとか、体調が悪くなる人がいます。
それで山に行くとか、魚釣りにいくとか、
野原に行くとかすると気分が落ち着いてきて、
身体が軽くなってくるのです。

うつ病の人が家の中にいると、ますます気分が落ち込むので、
一日中魚釣りをして過ごしている人もいます。
軽いうつと統合失調症の合併している人でも、
家にいるとさっぱりしないので、
毎日家からいなくなる人もいます。
夫婦のどちらかが電化製品が大好きな人と一緒になると
喜劇がうまれます。
電化製品が好きな人は、電磁波を浴びていると、
脳が出している自前の麻薬物質が増えるので、
麻薬を注射しているのと同じような効果があります。

携帯電話が命の次に大事なんて言ってる人を見たことないですか。
携帯電話は絶対離されないなんて
馬鹿なことを言っている人がいますけど、そういう人もそうです。
常に電磁波を浴びていないと脳の麻薬物質が減るので、
離せなくなるのです。
無理に離そうとすると怒り狂う人もいます。
ゲームの機械を握りしめ、意味もなくしている人もいます。
で、時々冷静になって考えてみると、
なんでこんな馬鹿なことをしているのかな?
と思っていても止められないのです。

寝室を電化製品で一杯にしてご満悦の人もいます。
そういう人も常に電磁波に囲まれていないと、
脳の麻薬物質の出が悪くなっていて、
そうしないといられないのです。
で、二人ともそうであれば話はややこしくならずに住み、
どちらかが病気になり、
あれ、おかしいなと気付いた時には
ちゃんともう一人もお迎えの足音が聞こえてきて、
後を追うことになり、それはそれでいいのです。

でも、そううまくは出来ていない夫婦もいます。
家から出るとホッとするなんて誰に言っても納得してもらえない、
言うと変に思われるからとか、人知れず悩んでいる人もいるのです。
仕事場の上に住宅を作るのも大変な目にあいます。
私も昔は診療室の上に住んでいたことがありました。
たまたまレントゲン室の上には寝室がありませんでしたけど、
そのまま今も住んでいたら、このコラムを書いていなくて、
お墓の中に入っていたかもしれません。
入院室を選ぶのも大切ですよ。
階下、階上がどんな部屋か?を見極めなくては、
治療するつもりがお棺に入ってカエルことになります。

とりとめも無く書きましたが、
要するに、家の中にいても、外にいるような家にしなさい
ということです。
そうすると家出しなくてもいい家になるのです。
電化製品やアンテナになるものに人間が追い出されているのです。
誰の為の家なのですか。
電化製品の物置の家なのか人間が住むための家なのか、
はっきりしなさいということです。


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2006年7月3日(月)

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