医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第359回
恐れ入ります

ある人から匿名でFAXがありました。
以下のような内容です。

日々コラムを拝見しております。
電磁波を諸悪の根元と言いつつ、
その最たるPCから暴論?を配信し続けるこの矛盾。
不幸にも原因不明の病にかかり苦しむ患者の不安をあおり、
「おどし」とも取れる
「自分の言うことを聞かなくては治らない」的発言。

電磁波の害については、すでに世に知られており、
必要悪となった現代を嘆くのは自由、
しかし病の要因が電磁波にありとはいささか唐突!!
西洋医学も正しい、東洋医学も正しい、
双方、からみ合い、患者に作用するものであり、
決して万能にあらず、漢方にも副作用はある。
人の相性から鳩の繁殖に至るまでОリングで解明。
大村教授はどう考えるでしょう。
Оリングとて万能にあらず。

分裂病、がん、糖尿病等自ら処方する漢方をのめば良くなる?
そんな医師は存在しない。
電磁波をさけ、白い布を身にまとい、
日本中をねり歩くどこかの集団と同様、新興宗教ですか。
生まれながらに重い病をもち、
アメリカで手術という選択を余儀なくされている幼い命。
ひとりでも多く救うことを考えてください。
それでこそ医師!!
PCを前に持論を放出する暇がおありになるなら。
ウソのような話を間に受ける必要もないのですが、
“信じる者は救われる”ですか。

この方は私のコラムをよく読んでいるようで、ありがたいです。
わたしの説明が足りないようで、
説明の技術がなってないのだなと反省しています。
電磁波の影響は個人差があり、
影響をほとんど受けない人から非常に過敏な人まであるのです。
患者さんとしてみるのは、
ほとんど影響を受けやすい人ばかりなので、
電磁波は悪いよという暴論になってしまったよな〜
と反省しています。

「おどし」のように言い過ぎになってしまったのは、
家族や身近の人に電磁波の影響を何度も注意したのに、
無頓着になり、ついには取り返しのつかない事態になったために、
その無念さが言い過ぎになったのです。
これも反省したらいいんでしょうかね。
あの白装束が話題になった時、
私もその集団と誤解されたこともありました。
私の地元では私が何をやってるか知らない人が多いものですから。

生まれながらにして病気の人には、
それが治療できる人におまかせして、
私ができる範囲の治療しかできないのです。
母親が健康な状態であれば、
細菌やウイルスに潜伏感染していない状態であれば、
生まれてくる子供の病気はかなりの割合で防げるのです。
そういうのも漢方薬で治療法があるのです。
こういうと更におしかりを受けるようですね。
反省します。

衣食住の三つが理にかなっていると、
あまり病気をしないのです。
着ているものが血流障害を起さないものを着ること。
身に付けるものも血流障害を起さないものを身に付けること。
食べ物も細菌やウイルスに汚染されていないものを食べる事、
そして自分に合ったものを食べる事。
住む所は自分に合った所に住んで、
寝室では電磁波を浴びないようにすることです。
日中は電磁波を浴びないわけにいかないので、
夜の寝ている時間は浴びないようにすることです。
こういうのにも腹立たしくなるのかな?

ま、1度おいでください。
そうすると何をしているか、わかり、誤解が解けると思います。


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