第358回
行こう!プレミアム・モルツを飲みに
5月の晴れた日に府中の分倍河原の駅に降り立ち、
少し待っていると、サントリーのバスが来ました。
吹き渡る風が肌に心地よい季節です。
そして、その風でさえ青森と違う感じがするのです。
自分に合う土地だとなんともない風でさえ
そういうふうに感じてしまうのです。
バスに乗ると、そのままサントリーの武蔵野工場に直行します。
5分ぐらいで到着です。
そこで、少し待っていると、工場の中を案内してくれます。
ビールのできる過程とその説明、実際の工場の中も見られます。
ビールの香りがぷ〜んとしてきて、心がワクワクします。
ビールって様々な工程があり、
作り上げるのにかなり神経を使う仕事で、
最後は何といっても、人間の五感をフル動員する仕事なのです。
見学の最後は出来立てのプレミアム・モルツを飲ませてくれます。
家で飲むプレミアム・モルツとどう違うのかなと思いながら、
ビールを一口飲んだ途端、うまい!ホント、うまい。
全然違うじゃないか、ビールは生き物だ!
生きているから、青森まで来る間に老化してしまうのだろう、と。
自然にふふふと笑顔が出てしまう、うまさなのです。
あと、普通のモルツも飲みました。
これもさわやかでおいしいビールです。
これも味が違うのです。
青森は遅れてる!遠い!と自然に頭の中に浮んで来ました。
一緒に行った人が工場長と知り合いだったので、
武蔵野工場の工場長ともお会することができました。
お会いした途端に、ビール作りも脳だ!と直感しました。
なんと言っても顔を見た途端
前頭葉がピカピカ光っているのです。
別に剥げているわけではありません。
とても脳の働きがいい人で、
特に前頭葉が特別よく働く人なのです。
まだ、40代の生き生きしていて、気さくな人でした。
そして、友達と会話しているのを聴きながら、
それがまた、ビールに合うのです。
何気なく話している関西弁がミミに心地よく響き、
美味しいビールが更に美味しくなりました。
プレミアム・モルツを飲んでいい気分になっていると、
ふと、あのイタリアのベスビオ火山の歌を思いだしていました。
行こお、行こお、火の山へじゃなく、
行こお、行こお、武蔵野へ、
行こお、行こお、ビール飲みに、
プレ〜ミアムモルツを飲みに行こう。
サントリーって面白い会社です。
どうしてこういう優秀な前頭葉のよく働く人を選ぶんだろうな。
誰が選んでいるのだろうと興味がつきません。
話が少しずれますが、
あの香港の福臨門に行って料理長に会った時、
やっぱりそうだよな、そうでないと話が合わないよな
と思ったものでした。
その料理長もとても脳が働く人で、
しかも前頭葉がものすごく働く人なのです。
料理は脳です。
ビールも脳が良くないといいビールはできません。
とても良く脳の働く人が作ったビール、美味しいですよ。
家が近くなら、毎日でも行きたくなる、
行って飲みたくなるビールです。
で、家で飲む、プレミアム・モルツは
その時の美味しさを思いだして飲んでいます。
他のビールに比べて安心して飲めます。
最後にもう1度、飲みたい!プレミアム・モルツ!
行きたい、府中や国立へ。
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