第313回
5ヶ月前から咳が治らない・・
ある人が咳や痰がでて治療していたのだそうです。
少しは良くなっているのですが、
いまださっぱりしない同じような状態が続いている
といって来ました。
診ると、全身に強く電磁波を浴びているのです。
それが抵抗力を落として病気を治らない状態にしているのです。
風邪を引いて、一週間も治らない時、
先ず最初に考える事は、
寝室で電磁波を浴びているかもしれないと考えて、
寝室を奇麗にものを撤去することを考慮しましょう。
この人はその他に、赤核の異常があるために、
身体の中心部に鉄が蓄積していて、
それで細菌感染がなかなか治らない状態があるのです。
電磁波を浴びないようにし、
赤核を治し、咳の細菌を治療する漢方薬を選びました。
それは当帰四逆加呉茱萸生姜湯、柴胡桂枝湯、炙甘草湯の
3処方です。
一日分を出しました。
翌日来て、咳は良くなっていました。
少しのどが不快だということでした。
そして電磁波を浴びていないのです。
それで今度は、小青竜湯、柴胡桂枝湯、半夏厚朴湯を
二日分投与しました。
二日後に来て、咳も痰も良くなっていました。
今度は前頭葉の働きも良くしようということで、
半夏厚朴湯と半夏瀉心湯を一日分投与しました。
翌日には前頭葉の働きも良くなっていました。
後はこの状態を維持するために
同じ処方を一週間投与しておきました。
こういうふうにあっけない幕切れというか、
簡単に治ってしまうのは、
やはり、寝室の電磁波対策をきちんとしてくれるからです。
なんで今まで治らなかったのだろうという事を考えてみると、
こういうちょっとしたことが
いかに大切か分かっていただけたでしょうか。
ちなみに最初に来た時の易の卦は山風蠱です。
なにをやってもうまくいかない、歯車が狂いだした状態です。
やることなすこと裏目にでる状態なのです。
こういう状態で仕事をしていても決して良いことは起りません。
翌日には、雷火豊の易の卦になっています。
病気も治り、ツキもついてくる状態です。
体調もよくなり、
なにをやってもうまくいくような状態になってます。
その翌日には、山天大畜の易の卦になってます。
これは更に良い状態です。
やることなすことがうまく行くようになっている状態です。
体調が良くなり、脳の働きもよくなると当然、
いい考えが次から次と湧いてきます。
そして身体から発する気が良くなってきますので、
良い事が起るようになっているのです。
棚からぼたもちはあまりないでしょうが、
積極的に何かをすると良い事が起ってくる
という状態と考えていいでしょうか。
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