第274回
心電図で異常なくても自覚症状があると
ある人が時々動悸があるし、疲れやすいというのです。
心臓を調べて見ると、刺激伝導系にビッシリと
虫歯を起こす細菌など口の中の細菌が感染しているのです。
図の1です。
青い色は刺激伝導系です。
赤いのは、それに感染する細菌などです。
それには茵陳五苓散です。
これを一日分投与しました。
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図1
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翌日には、刺激伝導系の感染が半分になっています。
図の2です。
赤い色の部分が半分になっているのが良くわかるでしょう。
まだ虫歯を起こす細菌やヘルペスウイルスの感染があります。
それで同じ茵陳五苓散を三日分投与しました。
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図2
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三日後には刺激伝導系の感染が良くなっていました。
赤い色の部分がなくなっています。
図の3です。
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図3
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別の人ですが、この人もなんとなく動悸がして、疲れやすいし、
心臓の部分の不快感があるのです。
でも、心電図では異常が見られないのです。
そこで、心臓をOリングテストしてみると、
刺激伝導系にビッシリと
口の中の細菌とヘルペスウイルスの反応があるのです。
口の中の細菌には茵陳五苓散、
ヘルペスウイルスには当帰四逆加呉茱萸生姜湯が効きます。
図の4です。
それらの漢方薬を一日分投与しました。
投与する前に心臓に血流障害がないか調べると、ありましたので、
その原因をさぐるとメガネなのです。
メガネが原因で心臓に薬が効きにくくなっているのです。
そこでメガネに血流障害を治す私の作ったマニキュアを塗り、
血流障害がなくなるのを確認して一日分を投与しました。
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図4
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翌日には、図5のように、
心臓の刺激伝導系の感染が少しよくなっています。
まだ、虫歯を起こす細菌とヘルペスウイルスの反応があり、
どちらにも今度は茵陳五苓散が効きます。
これをまた一日分投与しました。
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図5
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疲れも幾分改善し、動悸なども少なくなったようだといいます。
その次の日には図6のように、
心臓の刺激伝導系には感染がなくなりました。
疲れ方が違うようだといいます。
心臓の不快感もなくなったと言います。
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図6
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数日後に徹夜して仕事するようなことがありましたが、
以前は疲れて翌日大変な状態になるのですが、
そういうこともないというのです。
全く違うといいます。
心臓に感染がないというのは、
こんなに元気がでて違うものかと言ってました。
動悸や心臓の部位の不快感、違和感、なんとなく変だというのは、
検査ででなくても、
きちんと自覚症状どおりのことが起っているのです。
Oリングテストって
本当に患者さんのおっしゃるような現象を把握することができ、
しかも治療法があるのですから、
ホントなんとも言われないすばらしさがあるのです。
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