医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第272回
右海馬の不思議

あるリウマチの人がしばらくぶりで来院しました。
そして五月ころより急に症状が改善してきたといいます。
確かに膝の腫れや手首の腫れなども良くなって
関節の動く範囲も大きくなっているのです。
どうして急によくなったか、
薬が効いたのか、その他のことが効いたのか、調べました。
大脳もてんかん波の反応やその他の異常もよくなっているのです。
でも関節の細菌やウィルスの反応は
別に少なくなっているわけではありません。
悪い時と同じような状態なのですが、
腫れも引けているし、関節の動きも良くなっている。
大脳の帯状回のある内側の大脳皮質に免疫をつかさどる所があり、
ここがよくなっているので、
そのためだろうかとも考えたのです。

でも、不思議。
ひょっとして右海馬の働きが
ほとんど低下しているためじゃないかと思い、調べて見ると、
そうなのです。
ためしに、右海馬を一時的に正常化するツボを刺激してみると、
今度は、大脳の異常がOリングテストででてきたのです。
免疫をつかさどるところはもちろん、
あちこちで異常の反応があるのです。
もう一度右海馬の働きを低下している状態にもどすと、
大脳の異常な反応はなくなりました。
これを繰り返しても、同じ結果が起るのです。

それから、延髄の五臓六腑に対応する所を調べると、
五臓六腑に対応した部位がほとんど異常な状態なのです。
普通であれば、ここが異常な部位は
内臓や関節なども病気になっているのが普通なのです。
でも、自覚症状がなくなり、見た目にも病気は良くなっている。
もし、右海馬を正常な状態にすると
病気はたちまち発現してくる可能性があるのです。
病気そのものは治っていない状態というか、
隠ぺいされた状態というのか。

右海馬の働きが低下すると、
このような不思議な状態がおこるのです。
自覚症状の欠落した人になる。
そして人によっては検査も正常の状態になるので、
おお!治っていると思うようになるのです。
でも、これがずうっと続くと、
五年、十年とか二十年と続くと、
ある日、昨日まで元気だった人が
あっというまに亡くなるという事態が起るようなのです。

右海馬は左海馬と違い、
小脳の細菌やウィルスの情報の記憶とも密接に関係し、
内臓の状態や症状などの情報もコントロールし、
胸腺や骨髄などとも連絡網を形成しているのです。
この右海馬の働きが低下するということは、
免疫システムに異常を起こし、
免疫抑制剤を服用したのとはちょっと違うのですが、
それと似たような状態を作り出し、
身体が自己と非自己の認識をしなくなり、
強烈な免疫反応を起こさない、
細菌やウィルスと仲よくなったカラダを
作り出しているようなのです。
で、或る時気づいたら、とんでもなく侵略されていて、
あっと言う間に
あの世行きの切符が手に入ることになるんじゃないかと
勝手に考えています。
今迄病気をしたことないと言う人に
こういう人が隠れているのです。

だから時々通常の検査だけでなく
Oリングテストの検査もした方がいいんじゃないでしょうか。
どう?


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