医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第267回
不整脈はこうして治のです、続きです

今日は四日目です。
同じように心臓と刺激伝導系の輪郭を
Oリングテストして書き込みました。
図の4を見ると、赤い点々が昨日よりまた少なくなってます。
この頃になると
自覚症状もよくなっているようが気がするといいました。
腰痛も次第に緩和されてきたのです。
身体にでている湿疹も緩和されてきました。

図4

今度の赤い点々はライム病を起す、
ボレリア・バードフェリなどです。
虫刺されから入る細菌です。
いままでの生活で野原や山、その他の所で
色々な虫やダニに刺されたことがあれば、
それが血中に入り、心臓にまで達して
そこで感染を起こしたのです。
これらの細菌にはOリングテストして
どの漢方薬が効果があるか決めると、八味丸です。
それと黄今湯を一日分投与しました。

図5

五日目、図の5がそうです。
刺戟伝導系の赤い点々が右側の方で無くなっています。
右心房、右心室の刺激伝導系は良くなったのです。
左心室に少し赤い点々が残っています。
ここには緑膿菌とニキビダニの反応がありました。
緑膿菌には桂枝茯苓丸がきき、
ニキビダニの反応には炙甘草湯です。
不整脈の自覚症状はなくなっているのですが、
左の赤い点々に一致してなんとかなく変だというのです。
脈はたしかに触診でもよくなっているのです。
二処方を一日分投与しました。

図6

六日目、図6です。
刺激伝導系には赤い点々の所がなくなっています。
細菌感染がなくなっているのです。
不整脈の自覚症状はなくなっていました。
赤い部分の領域に一致した所が鈍い痛みがあるというのです。
ここにはヘルペスウィルスと
コクサッキーウィルスなどの反応があり、
当帰四逆加呉茱萸生姜湯が効きます。
それと顔の湿疹はニキビダニの反応がなくなり、
化膿連鎖球菌の反応があり、これには黄耆建中湯が効きます。
それと腰痛ももう少しあるので、八味丸です。

ここまで良くなったし、用事もあるので、帰ることにしました。
黄耆建中湯と八味丸、当帰四逆加呉茱萸生姜湯を
二週間だしました。
腰痛も顔の湿疹ももっとよくなると思います。
ついでにここまでで、
最初よりはずっと脳の働きもよくなってました。
脳の働いていない所も働くようになって
ほとんどの脳が働くようになっていたのです。
要するに全身を治療しているのです。

漢方薬って長〜く飲まないと効かない
という考え少しは変りましたか。
短期集中治療の良さも判ってもらえたでしょうか。


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