医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第227回
離婚のすすめ

ある老夫婦を治療していて、
ご主人はすこしボケてきていて、目も悪くなっていました。
奥さんも物忘れがひどくなっていて、
そして、膵臓の働きも悪いのです。

症状のある所の細菌やウィルスなどを治療していて、
少しは良くなっているのですが、
イマイチはかばかしくないのです。
ハッと気がついて、
夫婦に自筆で名前を書いてもらっていますので、
奥さんの署名を持って、ご主人をOリングテストしてみると、
なんと脳や目、その他の症状のある所すべてで、
Oリングテストが開くのです。

ご主人に対して、奥さんの存在そのものが、
長期にわたって病気の部分の免疫を低下させて
病気を作っていたのです。
その逆のことをしてみると、
奥さんの病気の部分もご主人のタメに病気になっていたのです。
その免疫を低下させるような現象を打ち消す漢方薬が
病気のそのものにも効果があるのです。
病気を治療するというのは、
お互いの傷付けあう所を修復しているのです。

また、あるリウマチの患者さんを治療していて、
良くなっているのですが、
この人もイマイチはかばかしくないのです。
関節に感染している細菌、ウィルスを治療することで
かなり良くなっているのですが、
よく感染する細菌が変化するのです。
この人も関節に感染した細菌やウィルスに
効果のある漢方薬を決めて、
その後関節に効果のあるツボを刺戟しました。
そうすることで一時的には痛みのある関節は
Oリングテストが開かなくなり、症状が楽になります。

でも、この人に亡くなったご主人のことを思い出させると、
途端に全ての関節がOリングテストで開いてしまうのです。
異常な状態がぶり返してしまうのです。
聞いてみると、結婚したくなかったのに、
親が決めてしまってついつい結婚したのですが、
いやでいやでたまらなかったというのです。
それで漢方薬を選び治して、
相手からのダメージを修復する漢方薬に変えてみると、
こっちの方がより効くようなのです。

こういう人は一人や二人ではないのです。
どんなに仲の良い夫婦でも病気をしている場合は
相手がその部位の原因になっているようです。
治療しながら、唖然としてしまいました。
我慢することはない。
あれこれ考える事は無い。
今すぐにでも離婚した方が病気が治ることがありうるのです。
特に生活習慣病はこれがポイントです。
治りたいなら離婚して良い相手を見つけるか、
一人で生活することです。
こんなこと書いていいのかなと思ってしまいます。


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