医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第198回
更年期の頃からの様々な症状はまず、脳下垂体の…

ある患者さんを診察していて、
生理が止まるころから関節の痛みが出てきたというのです。
その他にも様々な症状が出てきました。

そこで、痛みだけに注目しないで、
大脳から小脳、延髄、橋、その他関節など
片っ端から治療していきました。
症状は次第によくなり、
ついに風呂に入った時と雨降りの時にだけ
関節が痛くなるという症状だけになったのです。

そこで、大脳、小脳、延髄、橋、などを片っ端から調べました。
そしてほとんどの異常はなくなっていましたが、
残ったのは、脳下垂体の性腺刺戟ホルモンを出す部位に
前癌状態の反応と小脳の前癌状態の反応が残ったのです。
ちょっとした操作で、
一時的に性腺刺戟ホルモンをだす部位を正常化すると
痛みが良くなったのです。

ということは、更年期に伴う色々な症状はまず、
脳下垂体の性腺刺戟ホルモンを出す部位を
正常化することが非常に大切だということになるわけです。
これをOリングテストして適切な漢方薬を投与することが
割合短期間に症状を解消することに繋がるわけです。

小脳は前回もお話しましたが、免疫の記憶の場所ですから、
ここも早く治療を開始すると非常に有効なことがわかります。
今、更年期の様々な症状に悩んでいる人は、
まず、脳下垂体の性腺刺戟ホルモンの部位の
異常を治す治療をしてもらうと、
見違えるようになる可能性が大なのです。
きっとなかなかいい方法がなくて、
あっちの病院、こっちの病院とかかっている人がいるはずです。
または、ホルモン補充療法をしている人もいると思います。
それはそれでいいのですが、
根本的にはここを治療することが大切なのですよ。
脳というのは、未知の所がおおくて、やりがいのある仕事です。


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