医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第197回
免疫の記憶はどこにあるの?

小脳はある種の記憶に関係しているのと、
平衡感覚や運動と関係があると言われています。
以前100歳まで生きている人たちの
脳の延髄と橋の働きは非常によく、
そこにある五臓六腑に対応するところには
全くと言っていいほど異常がないといいました。

最近、橋と反対の位置にある小脳は
どんなことしているのだろうと興味がわきました。
というのは、後頭葉に心の場所や記憶の場所があることが
私なりにOリングテストして分かったので、
小脳に興味が移ってきたのです。

しばらく、解剖の写真を眺めていると、
ま、なんでもいいから反応するものを見つけてみようと
試行錯誤してみました。
その結果、細菌やウイルスの反応が小脳の表面、
灰白質の所に反応するのです。
細菌やウイルスの反応する所から、
その細菌やウイルスの反応を追っかけていくことが出来る時は、
そこに感染のネットワークが出来て
感染していることが推測されるわけです。
しかし、小脳の表面の細菌やウイルスから
追っかけることが出来ないのです。

ということは、ひょっとして、
小脳の灰白質に細菌やウイルスの記憶がしまい込まれていて、
それが反応している。
その細菌やウイルスの記憶とある場所と
つながりがある可能性がある。
それは何だろう、何処だろうと考えました。
トイレに入って、そのあと風呂に入って、
湯船につかりながら考えました。
きっと、骨髄でないか、と考えました。

風呂からあがり、早速またOリングテストして、
骨髄の反応をその細菌やウイルスから追っかけてみました。
そうしたら見事に繋がるのです。
小脳の表面(灰白質)の細菌の記憶の場所から、
小脳の白質を通って、延髄から脊髄の内部を通っていくのです。
一度感染すると、
小脳にその細菌の様々な情報の記憶が小脳にしまいこまれ、
再感染した時にそれが探されて、
その情報が瞬時に骨髄に送られて
免疫細胞が作られて出てくるということになるようです。

この小脳全体をコントロールしているのが、
(大脳をコントロールしている視床と同じような働きをする)
小脳の歯状核、栓状核、球状核、室頂核の4つの核なのです。
これらはお互いに小脳を区分けして、
情報の出し入れをコントロールしているようです。

パソコンのハードデスクをコントロールして、
その情報を出し入れしているのに似ているのです。
しかも、その小脳の情報は
どうも圧縮して記録されているようで、
その4つの核で解凍したり、
圧縮したりしているようなのです。
視床も大脳皮質への記録、
特に後頭葉の記憶や心の記録は圧縮されているようで、
それを圧縮したり、解凍したりするのは、
視床の役目のようなのです。

ですから、小脳に前癌状態の反応や
パピローマウイルス11,16,18,33などの
発ガン性のウイルスが感染して働きが悪くなっていると、
感染症にかかりやすいようなのです。
おもしろいですね。こういうことは。

これを実験的に証明することが可能なら
ノーベル賞ものですよね。
細菌の記憶をどう小脳に証明するかです。
これを考えると眠れなくなりそうです。


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