医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第195回
人の暴れ馬をどうにかしよう

人の暴れ馬とは、ヒステリー、切れる、暴力を振るう、
泣きわめく、死にたくなって実行してしまう。
人を刃物などで傷付けてしまう。
いくら注意しても、騒ぎまくる子供や大人、
どうなっているのだろうと頭を抱えてしまう人がいるものです。

自動車を運転していると、
ちょっと追い越しをかけられたり、割り込まれたり、
のろのろ運転している人がいたりすると、
この野郎とか、ぶっ殺してやるとか、むかつくとか、
こういう言葉を声に出す人もいるし、
声に出さないまでも腹の中で
むしゃくしゃしてしまう人がいるはずです。

こういう人は、脳の視床の上部にある
手綱核に問題がある人なのです。
ここの異常の程度により、手を出してしまう人になったり、
ブちぎれてしまう人、
手は出さないが心の中で叫んでいる人になるのです。
特に前頭葉が働かない人は、すぐ行動に移す傾向があります。

前頭葉が働いて抑制がきく人はにっこりしている人がいますが、
心の中では、大変なことを考えていることがあります。
アルコールはある種の人には前頭葉を働かなくさせます。
ですから、アルコールが入った途端に豹変する人がいます。
そういう人は、もともとその豹変した状態が本当の人です。
普段はにこにこしていても、
なにかのきっかけで人格が変わってしまう人は、
変わった時が本当の姿なのです。
手綱核や手綱交連に問題のある人なのです。
ここにウイルスの感染があるのです。
これを治療するとびっくりするぐらいよくなります。
自分でもわかるようになります。
カッとする状態がいつのまにか無くなって、
あるいは薄まっていることがわかるようになります。

色々な人を見て、治療していると、
人はかなりウイルスに支配されているなと思うのです。
外面はいいが家では暴れ親父とか、がみがみお母さんとか、
暴れ息子、暴力亭主、などなど色々あるでしょう。
ものを壊す、皿を投げつける、とか。
手綱核の異常のある人とは、
その結婚ちょっとまったとなるのがいいのですが。
二人とも手綱核に異常があると出来た子供は当然、
異常な手綱核を持って生まれてくる可能性が大です。

こういう話はお話で、
若い時でも年取っても恋はいつも盲目ですからね。
後が大変ということになるわけです。
ま、治療が第一です。
結婚するなとかなんとかいうのは野暮なことですから。


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