医師・豊岡憲治さんの嘘のようなホントウの話

第194回
ボケないためにカラオケで新しい歌を歌おう

歌を歌うことが好きでない人には、退屈な話なのですが、
脳のMRIの写真をOリングテストしていて、
ひょっとして音楽のオタマジャクシが
脳で反応しないかなと思いました。
そこで、ある年齢からだとよく知っている、
あおげば尊しの楽譜を手に持って
脳のどこで反応するかを調べました。

驚いた事に、右の後頭葉で強く反応するのです。
そこにはあおげば尊しの領域ができました。
そこから、脳の島という側頭葉の内部にある所に向かって
神経繊維が伸びているのです。
島全体が音楽の楽譜に反応するのです。
そこから右の前頭葉まで伸びていく経路と
途中で別れて脳梁脚を通って
反対側の島まで伸びていく経路があるのです。
そして反対の島は楽譜ではまったく反応しないのです。

それでは左の後頭葉は歌の歌詞でないかと思い、
今度は、日本語の歌詞をもってOリングテストしていくと、
見事に後頭葉に領域ができました。
そこから左の島に向かって神経繊維が伸びていくのです。
そして、歌詞が島全体を覆うのです。
歌を歌うということは曲は右脳を働かせ、
歌詞は左脳を働かせるのです。
曲だけ知っている人は左脳の後頭葉には歌詞の反応はありません。
アメリカの曲は知ってても、
英語の歌詞が分からないと
左脳には英語の歌詞の反応がないのです。
ぼんやり知っていると少しはOリングテストが反応するのです。
それもアルファベットが反応します。

右の脳の島に問題があると音痴系の人になるわけです。
きっと右の島には音階があって
きちんと決まっていると予想されます。
ドレミファソラシドに対応した島の部分に問題があると、
そこだけ音階が微妙に違い、音痴ということになると思います。
島が完全にいいと絶対音階? が分かる人になるのでしょう。

統合失調症の人で幻聴がある人は、
右の島に異常反応が出ます。
常にある音や音楽などが聞こえている状態があると予想されます。
幻聴は島にウイルスの感染がありますので、治療が可能です。
ちょっと話がずれましたが、後頭葉は記憶の場所です。
記憶の倉庫と言ってもいいでしょう。
ボケの人はこの記憶の倉庫が小さくなっているのです。
ですから、新しい事、新しいものが
倉庫に入らなくなっているのです。
倉庫が小さいために今までの記憶で満杯になっているのです。
そこで、記憶の倉庫を常に広げておく必要があります。
新しい歌を歌うというのは、
左右の後頭葉の記憶の倉庫を
常に拡張しようとすることになるわけです。

歌でなくてもいいのです。
常に新し物好きの感覚で実行することです。
常に新しい女性や男性を求めるのも
ボケ防止の役目をしているかもしれませんね。
これは後で問題を起すかもしれませんよ。


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